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放射線治療後の正常前立腺経時変化に関する研究(前立腺特異抗原および組織を中心に)

研究課題

研究課題/領域番号 13218119
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関順天堂大学

研究代表者

笹井 啓資  順天堂大学, 医学部, 教授 (20225858)

研究分担者 高木 雄久  京都大学, 医学部・附属病院, 助手 (40324644)
赤松 将之  順天堂大学, 医学部, 助手 (10276470)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード前立腺癌 / 前立腺 / 前立腺特異抗原 / 放射線治療 / 術中照射
研究概要

前立腺癌の放射線治療後の判定は、血清前立腺特異抗原(PSA)値が、信頼できる評価法として用いられている。ところで、正常前立腺に放射線照射された場合のPSA値の変動に関する報告が認められない。本研究では正常前立腺が放射線治療を受けた場合のPSAの変化について検討した。
動物実験として、前研究で1歳雄ビーグル犬を用い12.5Gyおよび25Gyの術中照射を各2頭に対して行った。本研究では、このビーグル犬を用いて照射後3か月、6か月後に臨床例と同様に超音波ガイド下に前立腺より針生検を行った。照射3か月後では生検を行ったものの、十分な組織を得ることができなかった。6か月では2頭で前立腺組織の採取が可能であった。組織の再生の可能性が示唆された。
ヒトにおける血清PSA値の変化に関する研究では、他疾患によりやむを得ず正常前立腺が放射線治療部位に入る症例中、研究の主旨を医学部研究等倫理委員会の指針に従って説明後、同意が得られた症例を対象とした。50.4Gy以上の放射線治療が施行された4症例で研究への参加を得た。
正常前立腺に対する放射線照射直後では、血清PSA値の低下する症例の他に一時的に増加する症例が認められた。これは正常前立腺の炎症によると考えられた。その後、血清PSA値は徐々に低下する傾向が認められたが、症例によっては、3か月以後変化しない場合や僅かに再上昇する症例を認めた。以上のデータは、前立腺放射線治療後のPSAによる追跡に関して、極めて興味深い情報と考えられた。しかし、今後さらに前立腺癌の放射線治療効果判定に対する影響について経過観察が必要である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Sasai K, Yamabe H, Dodo Y, Kashii S, Nagata Y, Hiraoka M: "Non-Hodgkin's lymphoma of the ocular adnexa"Acta Onclogica. 40(4). 485-490 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Kokubo M 他8名7番目: "Concurrent chemoradiotherapy for oropharyngeal carcinoma"Am J Clin Oncol. 24(1). 71-76 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Sakamoto T, Kokubo M, Sasai K 他4名: "Central neurogenic hyperventilation with primary cerebral lymphoma : A case report"Radiat Med. 19(4). 209-213 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Oya N 他10名6番目: "Definitive intraoperative very high-dose radiotherapy for localized osteosarcoma in the extremities"Int J Radiat Oncol Biol Phys. 51(1). 87-93 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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