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BCL6がん遺伝子とAPI2-MALT1融合遺伝子の機能解析と診断治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 13218150
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関愛知県がんセンター

研究代表者

細川 好孝  愛知県がんセンター, 遺伝子医療研究部, 室長 (60229193)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2001年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワードBCL6 / MALT1 / マイクロアレイ / two-hybrid法
研究概要

染色体転座関連がん遺伝子BCL6ならびに我々自身が単離したAPI2-MALT1融合遺伝子の機能を解明することにより、悪性リンパ腫の診断、治療への臨床応用を実現することを目的として以下の諸点を明らかにした。1)BCL6プロジェクト cDNAマイクロアレイによる標的遺伝子の探索。BA/F3細胞に樹立したBCL6発現誘導系と蛍光プローブを用いた大規模なcDNAマイクロアレイを組み合わせてBCL6の新規標的遺伝子を探索し、三つの標的遺伝子を同定した。同定した遺伝子の発現がBCL6の直接な制御下にあるかどうかレポーターアッセイ法やゲルシフト法を用いて検討するため、それぞれのプロモーターを含むゲノムを単離し、現在レポーターコンストラクトを作成中である。2)API2-MALT1プロジェクト MALTリンパ腫に高頻度に認められる染色体転座t(11;18)(q21;q21)の本体がAPI2-MALT1遺伝子融合であることを明らかにしてきた。API2-MALT1,API2,MALT1それぞれをtagを付加した発現ベクターを用いて各種細胞株にトランスフェクトし蛋白の安定性を検討したところ、API2,MALT1はproteasome阻害剤の添加により半減期の延長が観察された。一方、API2-MALT1キメラはproteasome阻害剤を添加しなくても半減期の延長がみられた。また、細胞内局在を検討したところ、API2は核と細胞質に局在したが、API2-MALT1キメラの形成によって局在は細胞質へ移動した。さらにAPI2,MALT1の機能ドメインをbaitにして結合タンパク質を解析して、Two-hybrid assayによって結合蛋白質の候補を単離した。さらに、API2-MALT1トランスジェニックマウスの作成し解析中である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Hosokawa et al.: "In vivo analysis of mammary and non-mammary tumorigenesis in MMTV-cyclin D1 transgenic mice deficient in p53"Transgenic Research. 5. 471-478 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Hosokawa et al.: "Target genes downregulated by the BCL6/LAZ3 oncoprotein in mouse Ba/F3 cells"Biochem. Biophy. Res. Commun.. 3. 563-568 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Imanishi et al.: "Primary hyperparathyroidism caused by parathyroid-targeted overexpression of cyclin D1 in transgenic mice"J. Clin. Invest.. 9. 1093-1102 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Yonezumi et al.: "Detection of API2-MALT1 chimeric gene in extranodal and nodal marginal zone B cell lymphoma by RT-PCR and LA-PCR analyses"Br. J. Haematol.. 115. 588-594 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Tagawa et al.: "Molecular cytogenetic analysis of the breakpoint region at 6q21-22 in T-cell lymphoma/leukemia cell line"Genes Chromosomes & Cancer 2002. (in press).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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