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心理的仮想現実感を実現する基礎技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13224002
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関旭川医科大学

研究代表者

高橋 雅治  旭川医科大学, 医学部, 教授 (80183060)

研究分担者 池上 将永  旭川医科大学, 医学部, 教務職員 (20322919)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワード聴覚 / 注意 / 頭部運動 / 仮想現実 / 個人差 / 光トポグラフィー / MRI / 脳
研究概要

本年度は、聴覚的な情報処理に伴って生じる主観的な体験を物理的な刺激の操作により再現する技術を開発するための心理物理学的研究、及び、情報処理の個人差に関する脳科学研究を行った。
前者の心理物理学実験では、研究代表者の開発した「選択的聴取を行動的に測定する装置」を装着した状態で、文章朗読刺激を聴取し、その内容を記憶する行動実験を行った。被験者は、実験後に、装着した装置に組み込まれている「注意集中に伴う聞こえの変化関数」の自然さを評価した。そして、その結果得られた注意集中の個人差を「選択的聴取を行動的に測定する装置」のシステムに組み込むことにより、他者の主観的な聞こえの世界を体験する「心理的な仮想現実技術」を開発した。
一方、後者の脳科学実験では、文章刺激を聞いている時の被験者の脳活動を光トポグラフィー測定装置を用いて測定し、情報処理の個人差を脳活動のレベルで解明することを目的として行われた。具体的には、文章朗読刺激を聴取している場合の脳活動を測定し、その結果を被験者の主観的な体験の個人差と照合することにより、仮想現実場面において情報処理の個人差を分類することが試みられた。脳活動の測定装置としては、光トポグラフィー装置、及び、脳血流量の変化が実際に脳のどの部位のデータであるかを被験者のMRIによる脳画像と重ねるためのシステムが用いられた。その結果、聴覚刺激を用いた同一の課題であったも被験者により異なる脳活動を示すことが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

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