研究分担者 |
柴山 悦哉 東京工業大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (80162642)
中島 震 (中嶋 震) 国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (60350211)
鵜林 尚靖 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (80372762)
増原 英彦 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教授 (40280937)
五十嵐 淳 京都大学, 大学院情報学研究科, 講師 (40323456)
金子 知適 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00345068)
青山 幹雄 南山大学, 数理情報学部, 教授 (40278073)
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配分額 *注記 |
136,200千円 (直接経費: 136,200千円)
2005年度: 28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
2004年度: 32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
2003年度: 36,000千円 (直接経費: 36,000千円)
2002年度: 40,200千円 (直接経費: 40,200千円)
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研究概要 |
本研究の大きな狙いは,以下の2点に集約される. 1.コンポーネントおよびコンポーネントから合成されるシステムの構造的複雑さを克服すること. 2.コンポーネントおよびコンポーネントから合成されるシステムの振舞いの複雑さを克服すること. この問題に次のように取り組み,成果をえた. 1.明確で柔軟なコンポーネントのモジュール化を可能とするモデルと言語を開発し,それに基づいたコンポーネントでシステムを組み立てることにより,構造的な複雑さに対応した. 2.コンポーネントとその上のシステムの振舞いに関し形式的な検証技術を適用して,その振舞いが望ましい性質を満たし,障害を起こさないことを示す手法を開発して,振舞いめ複雑さに対応した. 最終的には5年度にわたって開発した技術を集大成し,一つの開発環境の下での統合化を行った.統合された成果の特徴は,以下に挙げるように新しいコンポーネントの構築技術(アスペクト指向と役割モデルに基づくもの)とその上での検証技術を,具体的に実装したことである. ・ソフトウェアのコンポーネント化とそれを合成してシステムを組み立てるためのアーキテクチャ技術として,役割モデルEpsilon」とその実装言語"EpsilonJ"の仕様を定め,実装した. ・コンポーネントの動作時の性能を確保するために,汎用コンポーネントから個々の具体的な使用状況に特化したコードを自動生成し,実行時オーバーヘッドを削減する方式を提案した. ・ソフトウェア開発の上流行程で作成する設計記述を対象として,織込みの系統的な方法を考案した. ・アスペクト指向言語の代表であるAspectJに対し,ユーザが記述したプログラム解析をコンパイラするコンパイラを提案し開発した. ・コンポーネントの再利用性と安全性を両立させるための型理論として,相互再帰的クラスのための型システムを考案した.
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