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分散位置情報サービスと空間コンテンツ融合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13224018
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京大学

研究代表者

有川 正俊  東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (30202758)

研究分担者 相良 毅  東京大学, 空間情報科学研究センター, 助手 (80302777)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワード地理情報システム / 分散システム / データベース / モバイルコンピューティング / 地図 / 風景写真 / アドレスマッチング / ハイパーメディア
研究概要

近年,携帯電話や無線通信などの普及により,屋外におけるインターネット利用が当たり前になって来ている.われわれの行動を支援する際に,「位置情報」は極めて重要な役割を果たす.しかし,位置に関係する情報を誰もが簡単に発信できる機構が,インターネットの主要サービスとしては実現されていない.現在は,地図ベンダーが中心になって,地図データおよびそれに関係付けられたコンテンツとして,閉じた形態での位置情報交換しか実現できていない.モバイルコンピューティング時代においては,インターネットに適合する新しい位置情報サービスの枠組みを早急に確立することが重要である.
本研究では,インターネットに適するスケーラビリティのある位置情報流通を実現する基盤となる,(1)「分散位置情報サービス」と(2)「空間コンテンツ融合」の体系化およびシステムの実現を行う.
平成13年度は,分散位置情報サービスとして,日本における住所情報と位置情報とを対として,あいまいな住所情報から位置情報を高速に検索する分散システムの開発を行い,運用実験を行い,実運用にも耐えうるシステムであることが実証できた.また,空間コンテンツ融合として,風景写真情報と地図情報とを統合化するための実用的な枠組みを3次元投影変換を基本に確立した.具体的には,実写風景にさまざまなアイコンを配置し,それを地図だけでなく,多くの写真で,位置情報をキーに情報共有する枠組みを体系化し,実際にプロトタイプシステムを開発し,われわれの枠組みの有効性を確かめた.本研究は,来年度以降には,理論面・実用面・機能面から拡張を行い,一般ユーザが位置情報をキーにさまざまなマルチメディアコンテンツを共有できる環境を実現する基盤として普及・発展させる予定である.

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 相良毅, 有川正俊, 坂内正夫: "分散位置参照サービス"情報処理学会論文誌. 42・12. 2928-2940 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 杉貴子, 有川正俊: "都市空間における風景写真と地図を用いた情報共有"電子情報通信学会データ工学研究専門委員会,第13回データ工学ワークショップ(DEWS2002)講演論文集. (Web掲載). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 大須賀志保, 有川正俊, 田中浩也: "風景写真シークェンスを用いた位置依存コミュニティ支援情報サイトの提案"電子情報通信学会データ工学研究専門委員会,第13回データ工学ワークショップ(DEWS2002)講演論文集. (Web掲載). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 藤田秀之, 有川正俊: "撮影ベクトル場を用いた複数写真群による対話的連続空間の構築"電子情報通信学会データ工学研究専門委員会,第13回データ工学ワークショップ(DEWS2002)講演論文集. (Web掲載). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 有川正俊: "(招待講演)地理情報システムの標準化と今後の展望"情報処理学会,グループウェアとネットワークサービス研究会論文集. 43・1(Web掲載). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

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