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力覚メディアの対遅延特性とメディア同期の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13224022
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京大学

研究代表者

瀬崎 薫  東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (10216541)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワード触覚 / 力覚 / マルチモーダル / メディア同期 / 遅延 / ジッター / 主観評価 / メディア間メディア同期
研究概要

視覚・聴覚以外の人間の意思を他者に能動的に伝達することの可能な残された感覚として体勢感覚や力覚(触覚)が注目されている。体勢感覚についてはネットワーク上での伝送は非常に大掛かりな装置が必要となり現実的ではないが、Haptic device(触覚デバイス)については、様々な提案がなされおり、Phantomなどの触覚デバイスが既に商用化されている。
本研究では、帯域の制限、無視し得ない遅延、パケットの欠落などのネットワーク上の擾乱(network impairment)が生じる実際のネットワークを介して触覚を伝送するための対策としてのメディア同期、即ち遅延補償の問題の解決を図ることをその中心的目標としている。従来型メディアである音声・画像の場合のメディア同期の場合には、基本的には遅延の少ない先行するストリームを待たせて遅延の大きいストリームとの提示時問を合わせる方法で遅延補償のためのメディア同期が行え、与えられた遅延条件の下での最大品質を得ることが出来た。しかしながら、力覚の場合には、先行する力覚情報を先に出力してしまった方が良い場合が存在する。従って、従来のメディア同期をそのまま流用することは不可能であるが、本年度はこのような力覚特有の現象の存在に留意し、力覚メディア同志のメディア同期特性、及び視覚メディアとのメディア間メディア同期特性を、様々な主観評価実験を通して洗い出した。またこれに基づき、力覚メディアの特性に応じた適切な同期補償方式を提案した。現在も継続的に提案方式の有効性について検証を行っている。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Hikichi: "Architecture of Haptics Communication System for Adaptation to Network Environments"IEEE International Conference on Multimedia and Expo. FP2.01 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 有本 勇: "触覚通信システムにおけるジッタの影響"電子情報通信学会ソサイエティ大会. SB-7-5 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] I.Arimoto: "The Proposal of Data Compression for Haptic Communication System"Asia-Pacific Symposium on Information and Telecommunication Technologies. (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 松本壮樹: "ネットワーク耐性を持った触覚協調作業システム"計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術講演会. 2A-2 36 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 引地 謙治: "触覚コラボレーションにおける同期制御の検討"電子情報通信学会総合大会. B11-25 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 瀬崎 薫: "触覚通信とマルチメディア通信"自動車技術. 56・1. 93-94 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

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