研究分担者 |
合田 憲人 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (80247212)
松田 裕幸 東京工業大学, 学術国際情報センター, 助手 (70209568)
森田 洋平 高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助教授 (00212267)
中田 秀基 (独)産業技術総合研究所, グリッド研究センター, 主任研究員 (80357631)
建部 修見 (独)産業技術総合研究所, データグリッドチーム, 研究員 (70357432)
小川 宏高 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (90302968)
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配分額 *注記 |
113,200千円 (直接経費: 113,200千円)
2005年度: 24,900千円 (直接経費: 24,900千円)
2004年度: 27,900千円 (直接経費: 27,900千円)
2003年度: 32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
2002年度: 28,400千円 (直接経費: 28,400千円)
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研究概要 |
データグリッドにおける大規模クラスタの広域Peer-to-peer連携並びにデータ転送,そのためのプログラミングや定量的なモデル並びに解析・シミュレーション技術,さらにはデータの仮想的なマネージメントなどを研究し,ペタバイト級のデータ処理をする基盤技術を開発して実際のCERNのLHC/ATLAS検出器データ処理並びにそのミドルウェアのGfarmプロジェクトの一端を担うことを目指し,主に,1)データグリッドにおける大規模クラスタの広域Peer-to-peer連携並びにデータ転送,2)Peer-to-peerなデータグリッド上のプログラミングならびに解析・シミュレーション技術,3)大規模データの仮想的なマネージメント技術に関して研究を行った. 1)に関して,データグリッドでのクラスタ間広域Peer-to-peer連携と大規模データ転送に関する研究を進めた.また,大規模データ転送実証実験として,米国で開催されたBandwidth Challenge 2002,2003,StorCloud 2005に参加し,グリッドデータファーム上で実アプリケーションを動作させることにより,超大規模データセンターの実現や,国際的な共同実験の超大規模データ解析に目処をつけた. 2)に関して,データグリッドシステムの性能モデリング・解析を行うために,Bricksシミュレータを開発し,データグリッド環境のシミュレーションを行い,グリッドデータファームアーキテクチャに関する知見を得た.また,Peer-to-peerなデータグリッドに特化したポータビリティの高いグリッドプログラミング環境Jayの研究開発を行った. 3)に関して,データグリッド環境で問題となるアプリケーションのファイルアクセス集中を回避することを目的としたグリッド用分散ファイルシステムをグリッドデータファームの拡張によって実現し,その有効性を検証した.
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