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現実的な形式的オブジェクト指向分析と計算機支援環境

研究課題

研究課題/領域番号 13224042
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

青木 利晃  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (20313702)

研究分担者 片山 卓也  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワードオブジェクト指向分析 / 形式的手法 / 検証 / UML / OCL
研究概要

平成13年度は、以下の2つの成果を得た。
ITSシステムアーキテクチャモデルを実例として、記述面の検証を行った。
ITSシステムアーキテクチャモデルとはITS(高度道路交通システム)で提供される45個のサービスについて、それらの実現方式をUMLで記述したモデルである。このモデルでは、クラスダイアグラムを用いて、複数の抽象度、及び、複数の視点から記述してある。そこで、これら複数のダイアグラム間の整合性について検討を行った。そして、ダイアグラム間の整合性を定義し、計算機を用いて検証を行った。その結果、多数の不整合を発見することに成功した。検証した整合性はクラスと関連の出現関係に関する単純なものである。大規模システム開発の場合、構築するモデルが巨大なものとなるため、このような単純な検証でもかなりの誤りを発見できることがわかった。また、単純な整合性は、モデル構築者からも軽視されがちであり、計算機による機械的な検証が有効に働いた。
OCLからSQLへの変換手法を提案した。
ITSシステムアーキテクチャモデルを対象とした整合性に関する検討からわかるように、大規模システム開発では記述面の整合性の検証が有効に働く。そこで、このような記述面の整合性検証を行うための枠組みとして、関係データベースに格納されたモデルを検証する手法を提案した。この手法では、構築したモデルを関係データベースに格納し、モデル間の整合性をOCLで記述する。そして、OCLを対応するSQLに変換し、関係データベースに発行することにより検証を行う。平成13年度は、この手法の基礎となる技術である、OCLからSQLへの変換手法を提案した。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 青木利晃, 立石孝彰, 片山卓也: "定理証明技術のオブジェクト指向分析への適用"日本ソフトウェア科学会 コンピュータソフトウエア. Vol.18・No.4. 18-47 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Toshiaki Aoki, Takuya Katayama: "Prototype Execution of Independently Constructed Object-Oriented Analysis Models"Automating the Object-Oriented Software Development Methods. 25-23 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Toshiaki Aoki, Takaaki Tateishi, Takuya Katayama: "An Axiomatic Formalization of UML Models"Practical UML-Based Rigorous Development Mthods. 13-28 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

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