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人間のWWW空間採索法に関する認知科学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13224047
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関名古屋大学

研究代表者

三輪 和久  名古屋大学, 大学院・人間情報学研究科, 助教授 (90219832)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワードWWW / 探索 / 発見 / エキスパート
研究概要

WWW空間の中に埋蔵されたコンテンツを有効に活用するためには,膨大なWWW空間の中から,目的とする情報を発見するための検索手法の確立が,本質的に重要になってくる。そのためには,より高次の検索システムに関する工学的研究が重要であることと同時に,そのシステムを用いる人間の探索法に関する認知科学的研究が不可欠となる。以上の問題意識に基づいて,本年度は,科学的発見過程の枠組みからWWW空間の探索過程のモデル化を行った。モデルの基本的な考え方は以下のようである。
一般に,科学的発見過程は,理論(仮説)とデータ(実験)のインタラクションの過程としてモデル化することができる。科学者は,仮説を形成し,実験を計画・実施し,その実験結果からのフィードバックを得る中で,順次仮説を精緻化させていって,最終的な真理(解)に到達する。この枠組みに基づき,WWW空間における各々の「ページ」を「データ」,その「ページを探索するための視点」(例えば,探索エンジンにおけるキーワードの選択等)を「理論」と対応づけて考えた。
そのモデルに基づき,WWW探索の専門家(エキスパート)と初心者(ノービス)を被験者として,特定の情報を検索する課題を課し,その探索過程を比較,検討した。具体的には,上記のモデルに基づいて,個々の被験者の探索過程をトレースし,被験者の行動を,統一のスキーマの上で比較,検討した。分析の結果,エキスパートがWWW探索に用いる知識を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Saito, H., Miwa, K.: "A congnitive study of information seeking processes in the WWW : the effects of searcher's knowledge and experience"Proceedings of the 2nd international conference on Web information systems engineering. 327-333 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤ひとみ, 三輪和久: "WWWの情報探索における人間の行動プロセスの実験的検討"電子情報通信学会技術研究報告. ET2001-14. 23-28 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

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