研究分担者 |
杉本 晃宏 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助教授 (30314256)
佐藤 洋一 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70302627)
牧 淳人 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (60362414)
川嶋 宏彰 京都大学, 情報学研究科, 助手 (40346101)
鷲見 和彦 京都大学, 情報学研究科, COE研究員 (90372573)
波部 斉 京都大学, 工学研究科, 助手 (80346072)
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配分額 *注記 |
140,100千円 (直接経費: 140,100千円)
2005年度: 28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
2004年度: 36,000千円 (直接経費: 36,000千円)
2003年度: 41,100千円 (直接経費: 41,100千円)
2002年度: 35,000千円 (直接経費: 35,000千円)
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研究概要 |
21世紀社会では,ネットワーク結合された情報システムと人間とが一体となって様々な活動を行うことが望まれ,そのためには従来の「命令-応答モデル」を超えた新たなインタラクション・モデルの構築が必要となる.本研究では,そのような次世代のインタラクション・モデルとして「人間と共生する情報システム」というコンセプトを提案した.「人間と共生する情報システム」は,人間からの命令を受けて動くだけでなく,情報システム自身が自律的に人間の行動や意図を理解し,それに基づいて人間への情報提供を自発的に行うといった双方向の動的インタラクションを実時間で行えることが必要となる. こうした問題意識に基づき本研究では,「人間と共生する情報システム」を実現するための基盤研究として,視覚情報処理の観点から以下の課題に焦点を当てて研究を推進し,理論モデルから実世界インタラクションシステムの開発まで幅広い成果を得た. 1.「人を観る」(認識系):実世界環境に埋め込まれたカメラネットワークおよび装着型能動視覚センサによって人間の3次元動作や視線情報を計測し,それらに基づいて意図・行動理解を行うシステムを開発した. 2.「人を魅する」(生成系):日常生活環境における多様な情報操作・提示システムとして,プロジェクタによる机上への情報表示と両手を用いた情報操作機能を備えたインテリジェント・デスクを開発した. 3.「人と交わる」(インタラクション・モデル):Hybrid Dynamical Systemと称する動的イベントの表現モデルを考案し,顔の微妙な表情の識別や音声と口の動きの同期メカニズムの分析を行いその有効性を実証するとともに,漫才対話における間(ま)の解析から,スムーズなインタラクション実現のための基本原理を明らかにした.
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