研究課題/領域番号 |
13224077
|
研究種目 |
特定領域研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
尾家 祐二 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (50167293)
|
研究分担者 |
藤原 暁宏 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10295008)
川原 憲治 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (40273859)
滝根 哲哉 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (00216821)
池永 全志 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (50284716)
|
研究期間 (年度) |
2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
キーワード | グローバルコンピューティング / GRID / CDN / 処理分散 / データ共有 / MPLS / ネットワーク特性計測 / 性能評価 |
研究概要 |
ネットワークに接続された計算機を含むさまざまな機器、データ、ソフトウェアなどを共有化することは、ネットワークが本来備えている機能である。その点において、グローバルコンピューティングは、超分散された大量の計算能力資源やデータの共有化、もしくは高価な特殊機器が備える機能の共有化を提供するアプリケーションと位置付けることができる。本年度は、グローバルコンピューティングに関する基本的な調査を行った。 また、投入ジョブを複数の副問題に分割して、ネットワークに点在する計算機に処理を依頼する場合の応答時間の性能評価を行うための解析的なアプローチについて検討し、来年度以降に具体的に評価を行う際の指針について明らかにした。このような広域分散処理を行う場合、ネットワークにおけるマシンの利用状況を計測・推定する技術が必要となることから、その基本性能についても明らかした。さらに、分割した副問題を転送する場合、ネットワークにおいては他のトラヒックよりも優先させる必要があるが、それを可能とする一技術であるMPLSを利用した優先転送時の転送遅延特性について評価を行い、分散処理時の応答時間短縮に寄与することを示した。
|