• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

秘密分散理論に基づく閾値QoSの設定可能な情報拡散蓄積・伝送

研究課題

研究課題/領域番号 13224086
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関高知工科大学

研究代表者

菊池 豊  高知工科大学, 工学部, 助教授 (80242288)

研究分担者 福本 昌弘  高知工科大学, 工学部, 助教授 (70299387)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワード秘密分散法 / 情報蓄積 / 情報伝送 / 秘匿性 / 対障害性 / QoS (Quality of Service) / ファイルシステム
研究概要

本研究の目的は、高い対障害性と秘匿性を両立し、なおかつそれらの特性を、QoS(Quality of Service)の値としてユーザが設定可能であるような、実用性の高い情報蓄積と伝送の技術を研究開発することである。これを実現するために、秘密分散法(Secret Sharing Scheme,以下SSSと略す)の理論を基礎に用いている。また、実装のプラットフォームとしては、インターネットによる広域分散システムを想定しているが、まずはローカルな環境での実装を与えることを目標として研究を行った。
研究室内での実験を行うために、研究室に計算機による分散環境を構築した。まず、5台の計算機により(3,5)閾値での分散蓄積実験を行った。ノードはPCにFreeBSDを搭載して構成している。ディスクI/OをボトルネックにしないためにRAIDディスクを用いた。
本年度は以下の研究を実施した。
・まずUNIXコマンドレベルでの実装を行った。tar, cpio, dump同様のコマンドインタフェースを実現している。また、ファイルシステムとして実装するための技術的要件を調査・整理した。
・(k, n)しきい値SSS計算を行うためのアルゴリズムを改良した。特にメッセージ長としてUFS(UNIX File System)の1blockである512Byteを前提としたアルゴリズムの開発を行った。更に、現在のコンピュータネットワークでの利用に適した、2の拡大体上での(k, n)しきい値SSSの実現のためのアルゴリズムを検討した。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 菊池 豊, 舟橋 釈仁, 福本 昌弘: "秘密分散法実用化への課題"NORTH Internet Symposium 2002. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 福本昌弘, 久保田一, 辻井重男: "安定性を保証した確率的最速な学習同定法の簡略化"電子情報通信学会論文誌(A). J84-A・3. 269-277 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 福本昌弘, 久保田一, 辻井重男: "安定性を保証するステップゲインの上限を用いたブロック適応アルゴリズム"第16回ディジタル信号処理シンポジウム. A8-4. 635-640 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi