研究課題
特定領域研究
【研究目的】細胞内寄生性細菌感染によるメモリー型CD8T細胞の産生、維持さらに再活性化機構におけるIL-15の役割を明らかにし、その分子基盤に基づいて、メモリー型CD8T細胞を誘導するT細胞ワクチン(抗原)と組み合わせたアジュバンドを開発研究する。【結果】IL-15 トランスジェニック(Tg)マウスまたはIL-15/ックアウト(KO)マウスをもちいて、Ovalubumin(OVA)産生Listeria monocytogenesまたはOVA産生BCGを感染させ抗原特異的CD 8T細胞を解析した。その結果 以下の点が明らかとなった。1)Expansion phaseでのエフェクターCD8T細胞の産生にはIL-2が必須であったが、 IL-15は必要でなかった。2)Contraction phaseでのエフェクターCD8T細胞のアポトーシスにIL-15は抑制的に働いていた。この時期にレコンビナントIL-15を投与することで、エフェクターCD8T細胞のアポトーシスを制御して、その結果メモリ-CD8T細胞を増加させ、強い再感染防禦能を賦与できた。3)Memory phaseではメモリーCD8T細胞のhnonmeostatic proliferation にIL-15が必要であった。4)Reactivation phaseでは、メモリーCD8T細胞のキラーエフェクター分子の早期発現にIL-15が必要であった。この時期にレコンビナントIL-15を投与することで、メモリーCD8T細胞の再活性化を促進することで、強い再感染防禦能を賦与できた。【考察】IL-15は、エフェクターCD87細胞のアポトーシスを制御することで、メモリーCD87細胞の産生に重要な役割を担っていることが明らかとなった。IL-15は抗原非依存性にメモリーCD8T細胞の維持に働き、さらに再感染時のメモリーCD8T細胞の再活性化にも役割であると考えられる。【意義】IL-15はCD8T細胞のワクチンアジュバントとして有用と考えられる
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