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マラリア原虫による免疫抑制機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13226107
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関横浜市立大学

研究代表者

市野 素英  横浜市立大学, 医学部, 助手 (60271368)

研究分担者 南 睦彦  横浜市立大学, 医学部, 教授 (60092342)
中澤 正年  横浜市立大学, 医学部, 講師 (20217699)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
キーワードマラリア原虫 / 免疫抑制 / 抗原提示細胞 / 機能的クローニング / 免疫回避機構
研究概要

本研究は、宿主抗原提示細胞の抗原提示能低下をスクリーニングの指標として、宿主免疫応答を抑制するマラリア原虫由来遺伝子の単離を目標とする。
今年度は、マウスマラリア原虫(Plasmodium berghei)cDNAライブラリーを構築し、機能的クローニングのためのスクリーニング系の樹立を行った。概要を以下に記す。
1.赤内型マウスマラリア原虫よりcDNAライブラリーを構築した。ライブラリーを構成するcDNAはオリゴキャップ法により作製され、理論的には全てのクローンが完全長からなる。これらのcDNAは動物細胞発現型ベクターに組み込まれており、ライブラリーは独立1万個のクローンを含む。
2.cDNAライブラリーを独立50-100個のクローンからなるサブライブラリーに細分化する。
3.サル腎臓細胞COS7にサブライブラリーを導入し、一過性に発現させる。
4.C57BL/6マウスより、抗原提示細胞として骨髄由来樹状細胞(DC)、もしくは付着性脾臓細胞(SAC)を調製する。
5.サブライブラリーを発現したCOS7細胞とDC、あるいはSACとを共培養し、放射線照射により増殖を停止させる。
6.C3Hマウスのリンパ節細胞をレスポンダーに用いたアロリンパ球混合培養反応を実施し、抗原提示能の変動を、アロ反応によりモニターする。
この方法により抗原提示細胞の抗原提示低下を引き起こすサブライブラリーが選択される。そして候補のサブライブラリーの細分化を進め、スクリーニングを繰り返して単一のクローンに到達することが可能となる。
今後は、今回確立されたスクリーニング法に従って、マラリア原虫由来免疫抑制性遺伝子の単離を目指す。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2018-03-28  

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