研究課題/領域番号 |
13301026
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 城 京都大学, 文学研究科, 教授 (80127315)
|
研究分担者 |
田口 紀子 京都大学, 文学研究科, 教授 (60201604)
増田 真 京都大学, 文学研究科, 助教授 (10238909)
大浦 康介 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60185197)
多賀 茂 京都大学, 人間環境学研究科, 助教授 (70236371)
森本 淳生 (森本 敦生) 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (90283671)
永盛 克也 京都大学, 文学研究科, 助教授 (10324716)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
27,170千円 (直接経費: 20,900千円、間接経費: 6,270千円)
2004年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2003年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2002年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2001年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
|
キーワード | 身体 / フランス文学 / 病理 / literature / body / movement / 文学 / 文化史 |
研究概要 |
本研究班はこの四年間の活動として、研究シンポジウムとして成果を定期的に発表した。研究代表者の吉田が統括し、それぞれの研究のもっとも重要な部分を報告としてまとめた。 代表者の吉田城は、主として作家プルーストの身体性について、論考を二つまとめた。田口紀子は作家のポートレートにおける身体描写、増田真はディトロの思想における身体と自己の問題の重要性、永盛克也は17世紀フランスの国家権力と身体表象の問題、大浦康介は文学におけるエロスの表現、森本淳生はヴァレリーの身体論、多賀茂は精神医学と奇形論、秋山伸子は宮廷舞踊のスペクタクルと身体、小倉孝誠はサウンドスケープの感覚表現、石井洋二郎はロートレアモンにおける身体の暴力性について考究した。 その結果、文学と身体という問題から、説話論や文体分析、生成研究、異文化論に至るまで、広い視座を共通認識とした、新たな総合的知見を得るにいたった。 身体の問題は単に文学表現にとどまるものではなく、歴史、心性史、異文化論、さらには政治やアイデンティティの問題など、ひろく文明を覆う射程をもつことが明らかになった。これらの研究の精髄ははまず冊子体の研究報告書として、また手直しを経て単行本として出版すべく、鋭意作業中である。
|