研究課題/領域番号 |
13304013
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
坪井 昌人 茨城大学, 理学部, 助教授 (10202186)
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研究分担者 |
横沢 正芳 茨城大学, 理学部, 教授 (30158357)
春日 隆 法政大学, 工学部, 教授 (70126027)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
2003年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2002年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2001年度: 37,180千円 (直接経費: 28,600千円、間接経費: 8,580千円)
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キーワード | 宇宙背景放射 / ハッブル定数 / 宇宙定数 / スニヤエフ・ゼルドビッチ効果 / スニヤエフゼルドビッチ効果 / 観測的宇宙論 / 宇宙論パラメータ |
研究概要 |
以下の2つの実験を中心に行った。 1)宇宙背景放射干渉計の開発実験および干渉計システム構築 実際の干渉計システムで使用する予定の200GHz帯一体型ミキサーの前段の実験として40GHz帯でのミキサー実験を行った。このミキサーは種々の素子が装着できるが、今回は装着予定のPCTJ素子を用いることで40K程度の低雑音性能が実現できた。もう一方の構成要素である組み込み型低雑音増幅器はプロトタイプでは達成していた低雑音性能が観測型では実現できず、製作した増幅器毎に性能がばらつくことがわかった。これはさらに開発実験をすすめる必要があることを意味する。また干渉計システム自体の組み立てを進めたが、学内にテスト観測可能な設置場所が確保できない困難に陥った。またミキサーに注入する局部発振システムの位相が外気温変化に対して大きく変動することがわかった。このため、全体のテストまでには至らなかった。 2)国立天文台野辺山45m鏡での宇宙背景放射の揺らぎの観測および観測受信装置の整備 これはもともと1)での観測の校正のためのものであったが1)のシステムが観測には至っていないこと、この観測目的で野辺山望遠鏡のマシンタイムを大規模に獲得できたこと、また上記実験で開発したミキサーが高性能であり新しい知見が予想できたことそして実際それ自体で新しい知見が出始めたことなどの理由から精力的に進めた。この観測の場合検出されるのは1次揺らぎではなくて、銀河団高温プラズマによるスニヤエフゼルドビッチ(SZ)効果である。これは従来βモデルで良く記述されると報告されていたが我々の高分解能観測でSZ効果の内部構造が見えてきているようである。少なくともX線観測で複雑な温度構造を持つ銀河団のSZ効果は単純なβモデルでは記述できないようである。
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