研究課題/領域番号 |
13304062
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
村田 紀夫 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (90011569)
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研究分担者 |
鈴木 石根 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (10290909)
三上 浩司 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (40222319)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
2001年度: 22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
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キーワード | 低温センサー / 低温誘導性遺伝子発現 / DNAミクロアレイ / 低温シグナル伝達 / ヒスチジン・キナーゼ / レスポンス・レギュレーター / ラン藻 / シロイヌナズナ |
研究概要 |
本研究は、ラン藻Synechocystis sp. PCC 6803とシロイヌナズナArabidopsid thalianaを用いて低温センサーと低温適応の分子機構を解明することを目的としている。特に、低温ストレスの検知から低温誘導性遺伝子発現に至るシグナル伝達経路の全容を明らかにするべく、低温センサーと信号伝達因子を集中的に解析した。本年度においては以下のような進展が見られた。 1.ラン藻の第2の低温センサーの同定 低温誘導性遺伝子desBのプロモーターとルシフェラーゼの融合遺伝子の低温誘導を指標にしたスクリーニングにより、第2の低温センサーの候補であるヒスチジン・キナーゼを見い出した。DNAミクロアレーによる解析結果はこれがHik33とは異なる低温誘導性遺伝子群の発現に関わっていることを示唆した。また、第1、第2の低温センサーの2重変異により、低温誘導性遺伝子のほぼ全体についてその低温誘導性が失われることが観察され、これら2つのヒスチジン・キナーゼが低温検知の大部分を担っていると考えられた。 2.ラン藻のレスポンス・レギュレーターの網羅的機能解析 Synechocystisのレスポンス・レギュレーターのノックアウト・ライブラリーの作製を進めた。Synechocystisは40個のレスポンス・レギュレーターを持つが、そのうち25個については遺伝子のノックアウトが完了し、残りについてもすぐに完了の予定である。そのため、計画していた低温誘導性遺伝子発現に関わるレスポンス・レギュレーターの同定には至らなかった。 3.シロイヌナズナからの低温センサーホモログの変異株のスクリーニング 今年度は計画の遂行ができなかった。
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