研究課題/領域番号 |
13305026
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
青木 由直 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90001180)
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研究分担者 |
長谷山 美紀 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00218463)
荒木 健治 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50202742)
山本 強 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80158287)
山形 積治 北海道教育大学, 旭川校, 教授 (70002623)
青木 直史 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80322832)
SAKAMOTO Yuji Hokkaido Univ., Grad.School of Eng., Assoc.Prof. (40225826)
KANG Seok Hokkaido Univ., Grad.School of Eng., Assistant (70360930)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
34,970千円 (直接経費: 26,900千円、間接経費: 8,070千円)
2003年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2002年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2001年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
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キーワード | 化身話(Avatar language) / 非言語コミュニケーション / 表情作成 / 化身話チャッティング / アバタコミュニケーション / 化身話データベース / MPEG4 / 遠隔教育 / 化身話Avatar language / 化身話(avatar language) / アバタ・コミュニケーション / 非言語通信 / 顔画像表示 / アバタ / 感情伝達 |
研究概要 |
言語の壁を越えた新しい非言語コミュニケーション技法を化身話(avatar language)という概念に沿って開発し、将来このようなコミュニケーション方式の国際標準化が行われる場合に備えての知見を得ておくことを目的として基礎的研究を行った。化身話の基本となる動作や顔の表情をCG技法で制作する技法を開発し、これらの技法を用いた化身話チャッティングの有効性を検証した。開発技法を異言語間でのコミュニケーションに利用するため、日韓の化身話コミュニケーションを対象に選んでモデル実験を行い、化身話チャッティングの基礎的な知見を得た。電子メール等に使用されている顔文字と表情を結びつけるシステムを表情作成エディターと共に開発した。このシステムでは、笑っている表情の顔文字に+や++の記号を付け加えることで、漫画的に表現した顔における笑いの度合いを、目や口等の部品の形状に反映させて表情を量的に制御できるシステムの開発に成功した。その際、漫画的表情を表す部品をどのように変化させるかに関して制作方式を考案し、これをComic Action Unitと呼ぶことにして、一種の標準化の基礎にできる点を明らかにした。さらに、化身話入力システム、つまり人間の動作の入力インターフェースについても研究成果を得ている。これは、動作の際に生じる加速度を感知する加速度センサーとその信号処理を行うCPUを組み込んだものであり、空間に円や三角形を描く違いを認識して、そのような動作により表現される化身話の素動作の認識に成功している。インターネットを介した遠隔教育での化身話利用を考え、そのモデルを想定し検討を行った。化身話を携帯電話やモバイルPCで用いるために、携帯電話による通信等で化身話でのコミュニケーションが行える環境を構築し、シミュレーションにより、実用化に向けてのデータを得ることに成功した。
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