研究課題/領域番号 |
13306014
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
齊藤 誠一 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 教授 (70250503)
|
研究分担者 |
飯田 浩二 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 教授 (40142707)
三浦 汀介 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 教授 (60002094)
向井 徹 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (60209971)
米田 國三郎 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (50001631)
藤森 康澄 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助手 (40261341)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
31,330千円 (直接経費: 24,100千円、間接経費: 7,230千円)
2003年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2002年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2001年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
|
キーワード | 多次元計測 / 可視化 / 音響調査 / 衛星観測 / スルメイカ / FMTネット / 曳航式トランスデューサ / リアルタイム型曳航式CTD計 / 多次元計画 |
研究概要 |
「いつ、どこで、どのくらい資源を利用して良いか」予測するためには、宇宙からの海洋計測である衛星リモートセンシングと、計量魚群探知機や光音響探査などの水中リモートセンシング、さらに定量生物採集装置によるダイレクトセンシングなどを組み合わせた、生物生産環境と生物資源の多次元(3次元、4次元)計測に関する新しい分野を開拓していくことが急務である。3周波型計量魚群探知機および曳航式トランスデューサを用いてスルメイカ資源を調査し、リアルタイム型曳航式CTD計により3次元海洋環境をモニタリングする。同時に、夜間可視画像よりスルメイカ漁船分布、海面温度画像より海面温度分布や海洋前線分布を調査することにより、スルメイカ漁場周辺における資源と環境との関係を多元的に解析する方法論を開発することを目的とする。 本研究で得られた成果の主なものは次の3点である。 (1)海上実験でリアルタイム型曳航式CTD計の計測可能範囲を明らかした。解析結果は,ワープ長300メートル、船速約10ノットで曳航して、約10メートルから約80メートルまでの水深で観測が可能であることを実証した。 (2)ベーリング海における3次元観測実験を、2003年7月に実施し、キャニオン域においてグリッド観測をおこないリアルタイム型曳航式CTD計および3周波型計量魚群探知機EK500によるデータを同時に収集できた。可視化ソフトウェアAVSを用いて、これらの得られたデータセットの3次元可視化に関する方法を確立した。 (3)襟裳岬沖合海域において、親潮第1貫入のフロント域観測に成功し、海色、海面水温の衛星情報を加えて3次元的な海洋環境と生物量分布との関係を解析した。その結果、親潮第1貫入の3次元微細構造を可視化できた。
|