研究課題
基盤研究(A)
食べるためには食欲がわき、摂食が出来、そして誤嚥をしないことが必要である。食欲は前帯状回の障害によって低下する。島の前方部の障害では摂食障害をもたらす。食欲があって、摂食ができるが、誤嚥をしないためには大脳基底核の機能が正常でなければならない。食欲低下の老人には様々な食欲増進の食物や臭いが用意されている。摂食障害患者には針治療が有効である。誤嚥を予防するためにはドーパミン製剤とアンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACEi)が有効である。また、脳梗塞予防剤であるプレタールも誤嚥予防に有効である。誤嚥をすることにより肺炎に至るため、これらの薬剤は老人性肺炎予防剤として有効である。老人性肺炎に罹患した場合、従来のように抗生剤のみ投与した群に比べ、抗生剤プラスドーパミン製剤とACEiを併用した場合、老人性肺炎の治癒率も良く、在院日数と医療費を2/3に短縮できた。毎日の食事には辛い食べもの、熱いか冷たいか食物が誤嚥を防ぐために有効である。なまぬるい食物は誤嚥を生じ易い。意識低下も誤嚥を生じ易いため、向精神薬は肺炎のもとになる。口腔ケアは誤嚥予防に有効である。
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