研究課題/領域番号 |
13307043
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋本 信夫 京都大学, 医学研究科, 教授 (40135570)
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研究分担者 |
久米 典昭 京都大学, 医学研究科, 講師 (20252455)
北 徹 京都大学, 医学研究科, 教授 (60161460)
野崎 和彦 京都大学, 医学研究科, 助教授 (90252452)
永田 和宏 (永田 和広) 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50127114)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
53,040千円 (直接経費: 40,800千円、間接経費: 12,240千円)
2003年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2002年度: 19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2001年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
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キーワード | 脳動脈瘤 / iNOS / endothelin / MMP / 遺伝子 / 動物モデル / 血行力学的ストレス / 高血圧 / ラット / マウス / hemodynamic stress |
研究概要 |
本研究は脳動脈瘤の発生、増大、破裂に関する機序を遺伝子、分子レベルで明らかにすることを目的とし、脳動脈瘤発生、増大、破裂を効果的に予防する新たな治療法の開発を目指すものである。ラット、マウスの自然誘発脳動脈瘤モデルを用いて、脳動脈瘤形成過程における発現遺伝子、蛋白を解析し、脳動脈瘤の発生、増大、破裂に関わる因子の同定を行うとともにヒト脳動脈瘤関連遺伝子の検索を行った。この中で特にeNOS発現の低下、iNOS発現の上昇と活性型MMP-2,9,12の上昇、endothelin receptorB発現の上昇を観察した。またiNOS抑制剤による脳動脈瘤の発生率の低下を確認した。iNOS knockoutマウスではコントロールマウスと比べて脳動脈瘤の形成に抑制がかかることを見い出した。ラット脳動脈瘤モデルを用い脳動脈瘤形成過程における関連遺伝子の発現の検討をlaser microdissection technique法とadaptor-tagged competitive PCRを用いて行ったところ、vascular remodelingに関与する遺伝子の発現の亢進が確認された。脳動脈瘤関連因子をさらに検索するために家族性脳動脈瘤家系を集積し、本家系において脳動脈瘤の形質発現に強く関与する遺伝子の同定を連鎖解析によりgenome-wideで行った。我々の収集しえた20家系、約150名で解析を進めたところ、Sib-pairで報告されている7番染色体のElastinとの連鎖はないこと、また12q11-13、17cen、19q13、Xp22に連鎖領域があることを見出した。
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