研究課題/領域番号 |
13307055
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
山本 宏治 朝日大学, 歯学部, 教授 (60182622)
|
研究分担者 |
鶴町 保 日本大学, 歯学部, 講師 (60139201)
庄司 茂 東北大学, 歯学部付属病院, 講師 (10142986)
加藤 喜郎 (加藤 善郎) 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (20060452)
西村 英紀 岡山大学, 歯学部付属病院, 講師 (80208222)
北村 正博 大阪大学, 歯学部付属病院, 講師 (10243247)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
33,150千円 (直接経費: 25,500千円、間接経費: 7,650千円)
2003年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2002年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2001年度: 16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
|
キーワード | 高齢者 / 早期歯科治療 / う蝕治療 / 歯周治療 / 歯髄保護法 / レーザー治療 / 抗う蝕性材料 / 根面う蝕 |
研究概要 |
高齢者の歯髄、歯周疾患の予防と早期治療の確立について検討を行い、次の結果を得た。1)重度歯周疾患者において歯周治療を行うことによって高感度C-対応性タンパクの血中レベルの低下を認めた。2)歯周患者に対してSupportive Periodontal Theragyが歯の保存に有効的に働くことを明らかにした。3)歯根完成歯の歯髄腔壁においては側技、分岐の存在を多く認めた。4)根尖周囲組織への影響を考えると、根管内ではEr : YAGレーザーの側方照射が有用であった。5)象牙質-歯髄複合体を組織的に検討したところ、加齢による変化を認めた。6)高齢者に根面う蝕は多発の傾向にある。その根面う蝕に対してフッ素徐放性コンポジットレジンとボンディング材を併用することによって、石灰化度の高い象牙質の層を認めた。7)抗菌性ゼオライト配合のコンポジットレジンの細胞毒性を検討したところ、その生体安全性が確認された。8)デンタルプラーク中の細菌が全身に影響を及ぼす可能性があり、抗プラーク性を有する材料の開発が望まれることから、抗プラーク性コンポジットレジンの試作を行ったところ、抗プラーク性に酸反応性フッ化シリケートガラス配合のコンポジットレジン表面に形成されるフィルム層が関与していることを明らかにした。 以上の得られた成績が高齢者の歯科治療の確立に重要な役割を果たすものと示唆する。
|