研究課題/領域番号 |
13308002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 千葉大学 (2003-2004) 富山大学 (2001-2002) |
研究代表者 |
中西 僚太郎 (2003-2004) 千葉大学, 教育学部, 助教授 (70202215)
山根 拓 (2001-2002) 富山大学, 教育学部, 助教授 (30222376)
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研究分担者 |
山根 拓 富山大学, 教育学部, 助教授 (30222376)
岡島 建 (岡島 健) 国士舘大学, 文学部, 助教授 (80242791)
椿 真智子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80236934)
関戸 明子 群馬大学, 教育学部, 助教授 (50206629)
河野 敬一 常磐大学, 人間科学部, 助教授 (70211894)
三木 理史 奈良大学, 文学部, 助教授 (60239209)
中西 僚太郎 千葉大学, 教育学部, 助教授 (70202215)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2004年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2003年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2002年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 空間組織 / 歴史地理学 / 近代化 / 日本の国土 / 植民地空間 / 国家 / 改良農法 / 商人活動 / 牛馬耕 / 三里塚牧場 / 温泉地 / 都市計画運河 / 通勤・通学 / 個人誌 / 満州 / 石炭業 / 産業組合 / ライフヒストリー / 都市化 / 植民地 / 水産物缶詰工場 / 地域形成 / 近代日本 / 社会 / 個人 / 構造 / 地誌 / 地図 / 国土空間 / 社会空間 / 構造化 |
研究概要 |
日本の近代を明治維新以降、第二次世界大戦の敗戦にいたる時期と捉えた場合、近代日本の歴史地理的研究が、独立した研究領域として日本の地理学界で確立したのは1989年台後半以降である。過去の時代は直接的に経験することができないため、近代日本の地理学的研究にあたっては、現在の地理学研究による方法は用いることができず、歴史地理学的方法で研究を行う必要がある。また、近代日本においては、日本の支配領域は現代の国土領域にとどまらず、朝鮮半島、台湾、樺太、南満洲(中国東北地方の南部)にまで及んでいた。本研究は、時期的にも空間的にもこのように定義される近代日本の国土空間・社会空間の形成過程を、地理学的に解明することを目的とした。 その主要な研究内容は次の通りである。 1.近代歴史地理研究に関する理論的考察 2.近代改良農法の普及過程の解明 3.フロンティア地域におけるシンボリックな景観の検討 4.温泉地の近代化過程の解明 5.養蚕地域における局地的金融機関の役割の考察 6.通勤・通学の成立過程の解明 7.都市計画運河の展開過程の考察 8.商家の活動からみた地方中心都市の変容メカニズムの検討 9.個人誌の形成と港湾都市の変容過程の考察 10.植民地期の朝鮮における水産物加工業の発展過程の解明 11.樺太における石炭産業と植民地政策の考察 12.南満洲における輸出・輸入品の分析。これらの研究を通じて、いかなる地域空間も自然に形成されたものではなく、社会的に構造的に造られたものであり、国家の政策、地域社会の動き、個人の活動が相互に関係して形成されたものであったことが明らかとなった。
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