研究課題/領域番号 |
13308003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
戸祭 由美夫 奈良女子大学, 文学部, 教授 (60032322)
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研究分担者 |
相馬 秀廣 奈良女子大学, 文学部, 教授 (90196999)
出田 和久 奈良女子大学, 文学部, 教授 (40128335)
野間 晴雄 (野間 晴夫) 関西大学, 文学部, 教授 (00131607)
高田 将志 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60273827)
秋津 元輝 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (00202531)
松本 博之 奈良女子大学, 文学部, 教授 (70116979)
吉田 容子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (70265198)
山近 久美子 防衛大学校, 人文社会学群, 講師
何 頴 白鳳女子短期大学, 総合人間学科, 助教授 (40310784)
小長谷 有紀 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 教授 (30188750)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
28,340千円 (直接経費: 21,800千円、間接経費: 6,540千円)
2004年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2003年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2002年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2001年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 国際研究者交流 / 多国籍 / 比較地誌 / 都市的集落 / 囲郭集落 / ユーラシア / 地域環境 / 中国文明 / 中国分明 |
研究概要 |
1.本研究は、ア)中国文明の影響を強く受けてきたその周囲のフロンティアゾーン(辺境地域)を8地域に分けて、イ)各地域の異なる風土を反映して生まれた都市的集落が中国文明の影響や近現代における西欧文明の影響を受けてどのように変容して今日に至ったのかについて、ウ)歴史地理学をはじめとする多様な研究の視点から、比較地誌学的に明らかにすることを目的としている。その特色・独創性・意義は、a)研究対象地域の網羅b)現地調査の重視、c)研究視点の多様性、d)グローバルな視点からの比較e)女性・若手研究者の育成、の5点に集約できよう。 2.上記のような研究目的のもとに、計12名の研究者が、多様な研究視点から、それぞれ異なる風土(自然・人文条件)をもつ8地域ないしはその境界域を、4年間にわたって調査・研究・分析し、最終年次には国際シンポジウムで成果を発表した上で、総括的成果を380頁に及ぶ報告書にまとめて刊行し、広く地理学関係に配布して、地域総合科学としての地誌の復権に資した。 3.なかでも、(1)国際テロとその後の国際紛争や現地国の政情不安という悪条件の中で、フロンティアゾーン8地域のうち、北方(中国内モンゴル自治区:1回)、東北方(中国遼寧省:2回)、東方(韓国:3回)、東南方(台湾中国福建省各:1回)、西方(ウズベキスタン:1回)と海外現地調査を行なって貴重な成果を得たこと、(2)カナダ,アメリ力合衆国,韓国で総計6度の研究発表・特別講演を行なったこと、(3)国際シンポジウムで、研究メンバー以外に、中国の都市的集落に関する中国ならびに欧米研究者による招待講演および国内1名・海外3名の専門家によるコメントを得たことは、シンポジウム資料集を日・中・英の3力国語で作成したこととともに、海外からの参加者から高い評価を得た。
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