研究分担者 |
中山 迅 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (90237470)
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
小川 正賢 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80143139)
山口 悦司 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (00324898)
藤井 浩樹 広島女子大学, 生活科学部, 助教授 (30274038)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
松岡 広路 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10283847)
蝦名 邦禎 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50151999)
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配分額 *注記 |
37,440千円 (直接経費: 28,800千円、間接経費: 8,640千円)
2003年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2002年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2001年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
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研究概要 |
平成13年度は,海外の研究者を招聘し,現行プログラムについての報告と評価を行うことを主な目的とした。英国/ドイツ/カナダ/アメリカと,国内の科学系博物館における学校との連携を目指した学習プログラムについて実態調査を行った。国内外の現行プログラムについて報告と評価を行うために,アメリカ・スミソニアン博物館とドイツ・インスティチュート・フォー・インサービス・ティーチャー・トレーニングから研究者を招聘し,神戸で研究会を開催した。 平成14年度は,試行プログラムの原案作成と,海外博物館での指導者育成プログラムを調査することを主な目的とした。英国・フィールド・スタディーズ・カウンシルと韓国・コリア・サイエンス・ファンデーションから学習プログラム運営に携わる研究者を招聘して,10月に神戸で研究会を開催し,指導者育成プログラムの現状について報告を行った。 平成15年度は,指導者育成のためのプログラムの思案作成と,海外の研究者を招聘して,国内で開発した指導者育成プログラムの評価を行うことを主な目的とした。国内外での調査を継続的に行うと共に,14年度から開発に着手してきた宮崎県総合博物館と中学校との連携学習プログラムを実施した。調査・実践結果については,日本科学教育学会において,研究分担者と研究協力者による報告を行った。 本研究で実施した,調査,・研究・実践は,複数の学術雑誌論文,及び,新聞記事に掲載された。科学系博物館・野外学習センターと学校との連携を図るプログラム開発を,さらにすすめるための一端を担う成果を挙げられた。また,本研究を通して,国内の現状として,学校の博物館利用方法や,博物館職員の学校との連携意識が,海外に比べて希薄であることが明らかになった。科学系博物館や野外学習センターと学校との連携を,より密接に図るためには,学習プログラムを協同で運営するための組織体性を確立していくことが今後,必要になってくることと示唆された。
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