研究課題/領域番号 |
13309004
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
玉井 哲雄 千葉大学, 工学部, 教授 (80114297)
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研究分担者 |
上原 静 沖縄国際大学, 総合文化学部, 助教授 (40320519)
荻原 眞子 千葉大学, 文学部, 教授 (00129074)
揚村 固 鹿児島県立短期大学, 生活科学科, 教授 (70094117)
川本 重雄 京都女子大学, 家政学部, 教授 (40175295)
中川 裕 千葉大学, 文学部, 教授 (50172276)
上江洲 均 名桜大学, 国際学部, 教授 (60279429)
佐々木 利和 東京国立博物館, 資料第二研究室, 室長 (80132702)
モリス マーティン 千葉大学, 工学部, 助教授 (20282444)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
32,760千円 (直接経費: 25,200千円、間接経費: 7,560千円)
2003年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2002年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2001年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 竪穴住居 / 擦文住居 / アイヌ住居 / 穴屋 / 貫屋 / ノアジップ / 日本列島南北端 / 民家 / アイヌ / 擦文 / ホジェン / チセ / 竪穴 / 旧石器 / 縄文 / 河姆渡 / オホーツク / 高床 |
研究概要 |
本研究は、建築史学、民俗学、考古学、および関連諸分野の研究者が共同で、日本列島の北と南、さらにその外に広がる地域の住居を取り上げて、その形成過程を中心にした調査研究を行うものである。初年度は北海道静内町チセ実測調査を、北海道白老町・平取町・静内町・様似町・大樹町の復元チセおよび北の住居遺構調査、台湾原住民住居および関連建築調査の海外調査、沖縄県久米島・沖縄本島住居遺構および関連建築調査を行った。2年目は中国黒龍江省三江地方」ホジェン族住居調査および関連住居関係資料調査と、中国江南地方住居および関連建築調査・河姆渡遺跡調査の、2度の海外調査を行った。また、国内では、北海道帯広市・大樹町・札幌市擦文住居発掘現場およびチセ模型調査、鹿児島県上野原遺跡・水迫遺跡ほか調査を行った。最終年度には、中国大陸方面の国外調査がSARS流行などのために実現困難になったので、11月に韓国朝鮮半島東海岸江原道のノアジップと呼ばれる板葺き住居の実測調査を韓国側民家研究者の協力を得て行い、意外にも日本列島内の民家類型と規模、平面形式などが類似した例が確認できた。今まで実際にはほとんど行われてこなかった日本列島と韓国朝鮮半島の間での比較検討を、共同で行う可能性ができてきた。国内では9月に日本列島南端の沖縄県伊是名島の民家実測調査と聞き取りを行い、穴屋と貫屋の2類型からなる沖縄民家を具体的にあきらかにし、存在形態と転換の過程を具体的に確認した。また、3年間の調査研究のまとめるシンポジウムを行った。8月に旭川市博物館で、北と南の住居形成過程の比較というテーマで研究分担者・協力者・現地北海道の考古学研究者の参加を求めて議論を行った。12月には北海道開拓記念館において、現地の建築史研究者・考古学研究者の参加を求め、北のオホーツク住居、擦文住居、アイヌ住居に焦点をあてて議論を行った。
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