| 研究課題/領域番号 |
13309010
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| 研究種目 |
基盤研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
広領域
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
吉田 和男 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40182753)
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| 研究分担者 |
井堀 利宏 東京大学, 経済学研究科, 教授 (40145652)
鈴木 基史 京都大学, 法学研究科, 教授 (00278780)
竹内 俊隆 大阪外国語大学, 国際関係学科, 教授 (60206951)
瀬島 誠 大阪国際大学, 法政経学部, 助教授 (60258093)
藤本 茂 防衛大学校, 公共政策学科, 助教授
石黒 馨 神戸大学, 経済学部, 教授 (20184509)
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| 研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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| 研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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| 配分額 *注記 |
56,030千円 (直接経費: 43,100千円、間接経費: 12,930千円)
2004年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2003年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2002年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2001年度: 19,890千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 4,590千円)
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| キーワード | 国際公共財 / ポスト冷戦期 / 国際秩序 / 複雑系 / コンピュータシミュレーション / 分散並列オブジェクトモデル / 公共財の自発的供給 / 国際情報交換 / 冷戦後国際秩序 / シミュレーション / 分散オブジェクト・モデル / ゲーム理論 / 多国籍 |
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| 研究概要 |
本研究の目的は、冷戦後の国際関係において、新たな秩序をどのように構築すべきかを明らかにすることである。本研究は、現実的な政策課題を解決する必要と理論的な関心の双方に依拠した、経済学、政治学、情報学、複雑系科学などの諸分野にまたがる学際的な研究という点にその大きな特色を有する。理論分野においては、国際公共財の概念整理、秩序との関係の分析、国際公共財の自発的供給メカニズムの解明などが行なわれた。また、事例研究では、貿易や核、安全保障などの各分野、秩序問題の核となる国際協定遵守問題の研究が行なわれた。これらは数多くの論文や書籍、報告などの形で公開された。シミュレーション分野では、スタンド・アローン型のシミュレーション・モデルと、それを発展させたネットワーク分散並列型のシミュレーション・モデルが構築された。各国は自律的なエージェントしてモデル化され、各国内部には複数の組織が作られ、さらにその内部に機能によって分けられた小組織が存在するというものとなっている。そのモデルを基礎に、外交と軍事の分野を中心に、国際システムにおける秩序の生成プロセスが分析された。各国に文化や戦略パタンなどをモデルの中にパラメタとして加えることにより国際秩序生成の条件を探るシミュレーション実験が試みられた。更には、ニューヨーク、ワシントンDCなど米国各地においてシミュレーションを中心とした研究成果を紹介し、本研究の成果に対する高い評価を獲得した。国際公共財研究に取り組む国連開発計画との間でシミュレーションを中心に今後研究協力を進めてゆくための話し合いが行われたことは特筆に値する。また、これまでのシミュレーション研究を基礎にしてより現実的な政策実験シミュレーションと行うという将来構想が訪問先各地で大きな関心を惹起したことは、本研究の研究成果と今後の研究計画についての世界的な水準の高さを示すものであった。
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