研究課題/領域番号 |
13355017
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
三木 哲也 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (60272762)
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研究分担者 |
來住 直人 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10195224)
河野 勝泰 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90017418)
中嶋 信生 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70323889)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
39,390千円 (直接経費: 30,300千円、間接経費: 9,090千円)
2002年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2001年度: 21,190千円 (直接経費: 16,300千円、間接経費: 4,890千円)
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キーワード | 光アクセス / 光電変換 / 光無線 / 無電源化 / 光電力給電 / ラマン増幅 |
研究概要 |
本研究は、光ファイバにより無線変調信号伝送と光電力伝送を行い、基地局の外部電源を不要とする無線アクセスシステムを提案し、その技術の実現性を見極めることを狙いとしている。研究の結果、以下のような成果を得た。 ・提案した光電力伝送によって、基地局で必要となる電源給電が可能であり、電子回路の動作に必要な2ボルト程度の電圧と、15mW程度の電力が得られ、これを用いて光デバイスのバイアス印加とLNA(低雑音増幅器)の動作が可能なことが明らかにされた。 ・光変調器にはEA(電界吸収型)変調器を用い、これにバイアス電圧を印加することで、約10dBの特性改善を得た。 ・LNAを10mWという消費電力制約の下で試作し、1段増幅で最大14dB、2段増幅で最大22dBの利得を得ることが出来た。 ・光電力伝送用光源をラマン増幅に共用することで、伝送距離10kmで2dB以上の利得が得られ、光ファイバの損失を補うことが出来ることが明らかにされた。 以上の技術を総合したシステム実験によって、従来の無電源システムに比べて、22dBの総合的な改善効果が実証された。
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