研究課題/領域番号 |
13355022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
大橋 晶良 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (70169035)
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研究分担者 |
原田 秀樹 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70134971)
井町 寛之 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (20361933)
上村 茂樹 (上村 繁樹) 木更津工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (60300539)
屋井 裕幸 雨水貯蔵浸透技術協会, 技術第一部, 研究員(研究職)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
39,390千円 (直接経費: 30,300千円、間接経費: 9,090千円)
2003年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2002年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2001年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
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キーワード | 途上国 / 下水処理 / 低コスト / メタン / 分子生物学 / UASB / DHS / 硝化・脱窒 |
研究概要 |
途上国に下水処理システムを普及させていくためには、今ある日本の"技術"をそのまま移転すれば事足りぬのではなく、地域の経済構造、社会構造等の実状に適した技術を創生しなければならない。このような背景を下に、我々は、低コスト(省エネルギー(エアレーションが不要)・創エネルギー(メタンガス回収)で維持管理が容易な簡易型下水処理プロセスの開発に携わってきた。本提案処理プロセスは、UASB法とDHS法(Down-flow Hanging Sponge:スポンジカーテン型リアクター)を組み合わせた新規下水処理システムで、エアレーション不要・余剰汚泥生成ゼロの省エネルギー・環境低負荷型のシステムである。途上国では、活性汚泥法に取って代わることの期待できる可能性を秘めており、実用化の一歩手前まで来ている。本研究は、実用化に必要となる、なぜ良好な処理性能を有するのかと云った詳細のメカニズムや実規模サイズの場合に直面する問題点を明らかにする。 インドのデリー北部のカーナル市に平成14年5月に設置したDHSバイオタワーは、流入水をUASB処理水500m^3・d^<-1>とDHS処理水(循環比100%)、HRTを1.49hrとして、実下水の連続処理調査を現地たて実施した。その結果、新規システム(UASB法+DHS法)は、非常に卓越した有機物.CODcr除去率88%、BOD除去率93%、糞便性大腸菌においては10^3まで除去できており、全期間を通じて安定した運転を維持した。DHSは、現在のところ長期の連続実験にも耐え、実規模での目処がついたところである。この良好な処理性能を受けて、インド政府との共同によるアグラ市に実機DHSプラントの計画が進行中である。国内においては下水処理場にラボスケールDHSプラントを設置し、処理メカニズムを解明した。
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