研究課題/領域番号 |
13356004
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
水産学一般
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
植松 一眞 (植松 一真) 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 教授 (00116542)
|
研究分担者 |
吉田 将之 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 助教授 (70253119)
岩田 穆 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (30263734)
佐々木 守 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 助教授 (70235274)
森江 隆 九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科, 教授 (20294530)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
39,650千円 (直接経費: 30,500千円、間接経費: 9,150千円)
2004年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2003年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2002年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2001年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
|
キーワード | 神経活動 / 遠隔記録 / 動物行動 / 集積回路 / 回路設計 / 水中伝搬 / 魚類 / 脳 / 生体信号 / 行動 / 無線 |
研究概要 |
魚を含めた小動物の複数の神経細胞(ニューロン)の活動電位を微小電極を用いて記録し、その情報を増幅後、多重化・AD変換して一つの電波に載せて搬送し、外部の受信機で多重化信号を復元することにより、同時に記録した動物行動の背景にある神経活動を解析することを目的とした。神経信号の多重化回路、低雑音増幅回路、低消費電力AD変換回路、無線送信回路を一体化した1チップテレメータLSIを東京大学大規模集積システム設計教育研究センタ(VDEC)に依頼して、個別回路試作を含めて数回の試作を行ないながら改良を続けた。最終年度に製作したLSIは、ほとんど機能ブロックが良好に作動したもの、一部回路に不具合があり、再度設計した回路をVDECに製作依頼したもの、研究期間内に間に合わなかった。平成17年度に採沢された科学研究費補助金により完成と更なる機能の付加を図りたい。同時に、複合電極を作製する技法、電極束を魚の脳に刺入し固定する技法、遊泳中の魚から有線方式で神経活動を記録する技法を確立した。また、不動化した魚の脳から今回試作した個別回路を用いて有線方式で脳ニューロンの活動電位を再現性よく導出記録することにも成功した。この方式でキンギョ小脳から記録を取ったところ、2種類の特徴的な活動電位が記録され、その一つはプルキンエ細胞のものと同定された。これらにより、自由行動中の脳内ニューロン活動の詳細な解析が可能であることが確認された。
|