研究課題/領域番号 |
13356006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
酒井 仙吉 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80114487)
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研究分担者 |
今川 和彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00291956)
甫立 好一 北里大学, 獣医畜産学部, 教授 (30348594)
青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
伊藤 喜久治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (50100045)
沢崎 徹 (澤崎 徹) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00012047)
甫立 孝一 (独)畜産草地研究所, 生理部, 室長(研究職)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
49,790千円 (直接経費: 38,300千円、間接経費: 11,490千円)
2004年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2003年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2002年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2001年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
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キーワード | アミノ酸オキシダーゼ / 過酸化水素分解酵素 / 抗菌機構 / 乳房炎 / マウス乳 / 牛乳 / 選抜指標 / 過酸化水素産生能 / 化学発光 / 牛乳酵素 / 過酸化水素発生能 / 過酸化水素 / 化学発光法 / オキシダーゼ / L-アミノ酸オキシダーゼ / 乳蛋白質 / 基質特異性 / ミルク中の遊離アミノ酸 / 細菌毒性 |
研究概要 |
L-アミノ酸オキシダーゼの同定とその遺伝子の同定について マウスミルクからL-アミノ酸オキシダーゼを精製した。ミルク中では113kDaの分子量であり、変成条件では60KDaであったことから二量体として存在していた。Phe, Met, Tyr, Cys, Leuなどを分解して過酸化水素を発生させた。一方、全く分解できないアミノ酸もあり、これらはミルク中に多量に存在した。遺伝子の検索を行なったところ、予測されたアミノ酸配列が完全に一致した。 マウスミルク中の抗菌機能について マウスミルクに過酸化水素を分解する酵素を発見した。このことからL-アミノ酸オキシダーゼは過酸化水素を発生させ、ラクトパーオキシダーゼが分解することを証明した。過酸化水素とその分解物に殺菌作用が知られている。そこで乳房炎乳から分離した4種類の微生物(Escherichia(E.)coli, Klebsiella(K.)pneumoniae, St aphyJococcus(S.)aureus, and streptococcus(S.)afiralactiae)を上記め条件で培養し、抗菌効果を明らかにした。何れも増殖が著しく阻害され、アミノ酸とこれらの酵素が協力して抗菌作用を示すことを明らかにした。 牛乳における抗菌作用について 牛乳においてL-アミノ酸オキシダーゼは検出できなかった。そのかわり分子量2万以下の物質が過酸化水素を発生させることを明らかにした。泌乳中期で活性が高く、初期と末期に減少した。乳房炎乳ではほとんど検出できず、潜在乳房炎乳では極端に低かった。牛では異なる機構で過酸化水素を発生させ、抗菌作用を現していた。このことから育種選抜の指標となると考えられた。
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