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ヒト抗体産生マウスを用いた特定染色体領域から発現する遺伝子産物に対する抗体の作製

研究課題

研究課題/領域番号 13357004
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 免疫学
研究機関鳥取大学

研究代表者

押村 光雄  鳥取大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20111619)

研究分担者 林 眞一  鳥取大学, 医学部, 教授 (50208617)
白吉 安昭 (白吉 保昭)  鳥取大学, 医学部, 助教授 (90249946)
富塚 一磨  (株)キリンビール, 医薬探索研究所, 部長補佐(研究職)
加藤 基伸  鳥取大学, 大学院・医学系研究科, 寄附講座教員 (00273904)
目黒 牧子  鳥取大学, 医学部, 教務職員 (20304222)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
34,970千円 (直接経費: 26,900千円、間接経費: 8,070千円)
2003年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2002年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2001年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
キーワードヒト抗体産生マウス / ヒトメラノーマ特異的抗体 / 染色体導入 / ヒト細胞表面抗原 / ES細胞 / CD133 / 分化マーカー / 医薬品探索 / B16-F10 / ヒト染色体 / 細胞免疫染色 / 微小核細胞融合法 / ヒト抗体ライブラリー / ヒト染色体特異的抗体 / がん診断・治療
研究概要

ヒト抗体産生マウスを用いた特定染色体から発現する遺伝子産物に対する抗体作製を検証するために、種々の染色体を各々保持するマウスメラノーマ細胞株B16-F10細胞を免疫源としてヒトメラノーマに特異的なモノクローナル抗体の作製を試みた。その結果、ヒト6番染色体を保持するB16-F10細胞を免疫源としたものより、ヒトメラノーマ細胞の細胞表面抗原に対する特異的なIgM抗体が得られた。さらに、IgM抗体に比べ特異性と親和性が高く抗原決定をはじめタンパク質の効率的な機能解析に必要であるIgG抗体を作製するために、上述の同様な方法で免疫したマウスの脾細胞からハイブリドーマを作製し、モノクローナル抗体の単離を行った。免疫したマウスの抗血清は、マウスメラノーマには応答を示さず、ヒト染色体移入メラノーマ細胞株およびヒトメラノーマ細胞株に強い応答を示した。このようなマウスの脾細胞およびリンパ節細胞から1クローンのモノクローナルIgG抗体A1-0052R27(以下R27)を単離した。R27は、ヒト細胞株に特異性を示し、マウス細胞株には結合しなかった。質量解析およびウエスタンブロット解析により、ヒト3q26領域に位置するトランスフェリンレセプターを認識している抗体であることが明らかにされた。これらの結果は、ヒト染色体移入細胞免疫法によって移入染色体由来膜蛋白質に対する種々のモノクローナル抗体の作製が可能であることが示された。さらに、ヒト染色体を保持するES細胞を用いて神経分化に関与する抗体(CD133)を同定した。このように、ヒト抗体産生マウスを利用した本システムは、比較的容易にヒト膜タンパク質特異的モノクローナル抗体の単離が示され、医薬品探索あるいは分化マーカーなどを取得するための貴重なソースとして高い有効性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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