研究課題/領域番号 |
13371012
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
松田 博幸 近畿大学, 工学部, 助教授 (80209569)
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研究分担者 |
仲宗根 薫 近畿大学, 工学部, 助教授 (80340834)
井原 辰彦 近畿大学, 工学部, 教授 (50133541)
大森 豊裕 近畿大学, 工学部, 助教授 (60088599)
橋本 清勇 広島国際大学, 社会環境学部, 助教授 (50273470)
東樋口 護 鳥取環境大学, 環境情報学部, 教授 (50026366)
高山 智行 近畿大学, 工学部, 助教授 (90150375)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
2003年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2002年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2001年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | 国際研究者交流 / タイ / 水上住宅 / 水上集落 / 居住実態 / 筏住宅 / 杭上住宅 / 抗上住宅 / ミャンマー / ベトナム |
研究概要 |
本調査研究は、タイ国チャオプラヤ水系に展開する水辺集落(筏住居・杭上住居)における伝統的な環境共生様式と近代化変容の実態を明らかにするとともに、その住居改善方策を検討することを目的としている。 平成13年度は、タイのピサヌローク(バンコク北498km)を対象地域として、そこに存在する筏住居について、集落と住宅の様態、および居住実態を把握した。集落構成では、5年間で約62%のフローティング・ハウスが減少していた。水上住宅の形態につては、生活水に川の水を利用し、その水を生活廃水として川にそのまま流している。壁は板張りで、川側は格子になっていることが多く、壁の上部も格子になっている。窓にはガラスが無く、木の扉で常に開放してある。居住実態につては、住宅内にはテレビなどの電気製品が充実しており、伝統的な生活から近代的な生活に移りつつある。日常使っている水の大半は、川の水を利用しており、川に頼っている世帯が多く見られた。陸上生活を望んでいる世帯は半数以上あり、行政の護岸工事による強制移動や筏に使っている竹の価格上昇による住宅維持の困難、モータリーゼーンションの変化などの要因があげられる。 平成14年度は、タイのバンコクを対象地域として、そこに存在する水上住宅について、集落と住宅の様態、および居住者の居住実態を把握することを主眼としている。生活用水は水道水と運河の水を利用し、生活排水はそのまま運河に垂れ流しにしている。水上住宅の特徴としては壁は板張りで、台所やトイレの壁はトタンを打ち付けている住宅が多い。窓は、ガラスの入った扉が取り付けられており、普段は開放されている。住宅内にはテレビやオーディオなどの電化製品が充実しており、伝統的な生活から近代的な生活に移りつつある。日常使っている水は水道水と運河の水を利用している。外出する際の交通手段は、バイクや自動車、自転車などの陸上交通を利用している世帯もあるが、ボートを利用している世帯もあり、未だに伝統的な水上交通が利用されている。周辺の環境が良く、多くの世帯が移住を望んでいない。 平成15年度は、タイのピサヌロークを対象地域として、筏住宅から陸上住宅に移住した居住者を追跡調査し、住宅形態・居住実態を把握すること、である。筏住宅から陸上住宅に移住したことによって、急激に近代的な生活にシフトし、適応して、生活や住環境は向上し、満足そうにしている。筏住宅から移住する時に、解体したものを持ってきて、仕事場や玄関前の休憩スペース、台所といったとこに再利用しており、愛着やこだわり等を見ることができ、近代的住宅に伝統的住宅の面影を見ることができる。
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