研究課題/領域番号 |
13372002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
村上 勇介 (2004) 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (70290921)
山田 睦男 (2001-2003) 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (20133043)
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研究分担者 |
遅野井 茂雄 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (60257441)
二村 久則 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (30156939)
中川 文雄 城西国際大学, 人文学部, 教授 (30014484)
佐野 誠 新潟大学, 経済学部, 教授 (70226041)
安原 毅 南山大学, 外国語学部, 助教授 (70247667)
村上 勇介 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (70290921)
細野 昭雄 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40114128)
幡谷 則子 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (00338435)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
60,320千円 (直接経費: 46,400千円、間接経費: 13,920千円)
2004年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2003年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2002年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2001年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 社会動態 / 政治変動 / 経済構造 / 学際研究 / 歴史変動 / 文化変容 / ペルー / アンデス諸国 / 学際的研究 / 歴史的変化 / 先住民 / 歴史構造 / 地域研究 |
研究概要 |
本研究は、主たる対象としたペルーに関し、政治、経済、社会、歴史、文化など多面的なアプローチにより、歴史的、構造的な社会活動の動態を総合的、学際的に分析する調査研究を行い、それを基にアンデス諸国(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ)の比較研究のための視角構築を試みた。具体的には、ペルーの政治関係の課題については、政治社会変動の巨視的な分析、政治文化の連続性と政治動態の関係の研究、地方分権化と政治変化の分析、政治参加過程の動態分析を行った。経済関係の課題については、マクロ経済的な経済動態、経済構造の歴史動態、企業活動などミクロ経済面での構造、経済発展と金融システムをめぐり、調査研究を実施した。社会文化関連の関心からは、社会階層構造の変化と連続性、民族間関係の動態、民族社会の変容と継続に関して研究を行った。さらに、ボリビア、コロンビア、エクアドル、ベネズエラについて、ペルーの事例を基にした比較分析の枠組の有効性を試す予備的な作業を実施した。比較研究の枠組には、一次産品輸出や資源開発に強く依存している経済基盤の脆弱さ、大きな階層間格差の存在、文化的な多元性が共有された認識として確立されていない状況、民主的な政治の未成熟など、これらの国が19世紀初頭の独立以来、克服できずにいる歴史的かつ基本的な問題を組み込んだ。具体的な比較の方向性としては、政治関係では、民主的ガバナンス、政党制ないし政党間関係、社会運動の態様、政治文化・政治意識、地方分権化、経済関係では、経済構造、企業形態、政府と企業の関係、貧困構造と開発、社会文化関係については、民族社会の変容、民族間関係の態様と他民族性の認識、社会階層構造の連続性と変化、といったことがあり、今後の課題とした。
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