研究分担者 |
平田 牧正 (平田 収正) 大阪大学, 薬学研究科, 助教授 (30199062)
田中 慶一 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (90068247)
宮本 和久 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (30028849)
谷 佳津治 大阪大学, 薬学研究科, 講師 (50217113)
伊藤 徳夫 大阪大学, 薬学研究科, 講師 (60176352)
山口 進康 大阪大学, 薬学研究科, 助手 (20252702)
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配分額 *注記 |
34,060千円 (直接経費: 26,200千円、間接経費: 7,860千円)
2003年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2002年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2001年度: 19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
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研究概要 |
本課題では,東南アジアの環境の現状を生物学的に理解することを目的に,水圏に生息する細菌の群集構造解析を可能とするDNAマイクロアレイの作成,および高等生物における環境変化に応答する遺伝子の同定を行い,以下の成果を得た. 1.タイ,バンコク市内の河川および運河に生息する細菌の群集構造を解析し,各地点で優先的に生息する細菌を明らかにした.さらに,16S rRNAを標的とした細菌同定用DNAチップにより,モデル生態系および河川に生息する細菌の群集構造の変化・差異をDNAチップのスポットパターンから解析することができた. 2.魚類のメタロチオネインの発現は,カドミウム,亜鉛,砒素およびt-ブチルヒドロペルオキシドにより,濃度依存的,時間依存的に誘導されること,また熱ショック蛋白質(HSP70)mRNAは砒素処理で増加することがわかった. 3.緑藻Dunaliella tertiolectaのフィトケラチンの生合成が,重金属処理によるグルタチオン合成系活性化により,強く促進されること,またPCが種々の環境ストレスによって惹起される酸化ストレスを緩和することを明らかにした.
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