研究課題/領域番号 |
13410004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
加茂 直樹 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (10027691)
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研究分担者 |
江口 聡 京都女子大学, 講師 (30329932)
粟屋 剛 岡山大学, 医歯学総合研究科, 教授 (20151194)
安彦 一恵 滋賀大学, 教育学部, 教授 (20135461)
平川 秀幸 京都女子大学, 講師 (50329934)
樫 則章 大阪歯科大学, 歯学部, 助教授 (40194766)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2002年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | 現代社会 / 自由 / 公共性 / 医療 / 環境 / 福祉 / 科学技術 / 国家 |
研究概要 |
まず、研究活動の量的側面を述べれば、全体会15回(特別研究会を含む)、分科会31回、発表数は100件を数え、毎年度末に出した研究資料集に掲載された論文は34編、文献紹介等17編などで、予想以上に活発であった。取り上げられたテーマも、政治、経済、医療、環境、科学技術、情報、工学倫理、ビジネス倫理、戦争と平和、テロリズム、国家、刑罰、ジェンダー、家族、社会福祉、教育、芸術などきわめて多様であった。医療や環境については、私たちにはそれまでに約15年間の共同研究の実績があったが、今回、科研費によって旅費が支出できるようになり、研究会元来のオープンな姿勢もあって、遠方からのゲストや発表者が増え、研究領域も飛躍的に拡大した。 これだけ種々雑多なテーマを同じ場で論議する研究会は、他にはないと思われる。どんなテーマでも包括できるような共同研究なので、これまで日の目を見なかった研究に発表の機会を提供したという面もあるかも知れない。とにかく、このように多数の参加者が活発な研究活動を展開してくださったことは、共同研究の将来への展望を明るくしたと考える。この研究の一つの成果は、参加者20名が執筆する、安彦一恵・谷本光男編『公共性の哲学を学ぶ人のために』(世界思想社、2004年6月刊行予定)としてまもなく具体化する。ただ、現代社会の重要な諸課題の相互関連的、総合的な把握という本来の目標は、克服されるべき課題としてなお残されている。この課題の追求は今後の共同研究の展開に委ねることにしたい。
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