研究課題
基盤研究(B)
阪神・淡路大震災を契機とする災害ボランティアの動向を検討してきた。研究I「震災当初から継続している災害ボランティア組織への参与観察」震災当初から行っている災害ボランティア組織((特)日本災害救援ボランティアネットワーク)への参与観察を、震災10年を区切りとして整理した。研究II「災害ボランティア組織のネットワークの動向調査(1)」災害NPOが形成している全国レベルのネットワーク(全国災害救援ネットワーク:J-Net、および、震災がつなぐ全国ネットワーク:震つな)の有志が、震災10年を機に「智恵のひろば」を設立したので、その経緯と意義を整理した。研究III「災害ボランティア組織のネットワークの動向調査(2)」「全米災害救援ボランティア機構」の活動について、年次大会に出席するとともに聞き取り調査を行った。研究IV「平常時の災害ボランティア組織が行う活動調査」全国的なネットワーク(研究II参照)による防災を視野に入れた地域づくりの活動を調査・観察し、災害ボランティアが、コミュニティの活性化に果たす役割について、理論的な考察を深めた。さらに、災害後の特徴ある地域づくりを行っている台湾について、震災5周年の現地を訪れ、平常時のボランティアと地域づくりに関する展望を得た。研究V「災害ボランティアに関する理論構築」震災10年に向けた取り組みを通して、震災以降の災害ボランティアの動きを理論的に総括し、震災10年以降を射程に入れた実践的な提言を導いた。なお、研究期間内にイラン地震救援の本格化や新潟中越地震が発生し、研究対象としている災害NPOが活動を開始したので、参与観察を実施した。
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