研究課題/領域番号 |
13410058
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
御堂岡 潔 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (60174083)
|
研究分担者 |
川上 善郎 成城大学, 文芸学部, 教授 (00146268)
竹下 俊郎 明治大学, 政治経済学部, 教授 (20163397)
斉藤 慎一 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (20297435)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 政治意識 / 政治行動 / メディア・コミュニケーション / メディアの多様化 / 情報行動 / インターネット / 民主政治 / 代替・補完 / 代替と補完 / フレーミング / シニシズム / マルチメディア / ブロードバンド / 実証的研究 |
研究概要 |
「現在急速に進行しつつあるメディアの多様化と変化」に関わる問題と「間接民主政治に関する人々の意識と行動」の問題について、これまでは、別々に論じられることが多かった。この2つの問題の関連に触れられてはいても、関連そのものに焦点を当てて体系的に研究されたものは数少ない。 しかしながら、「メディアの多様化・変化」の進行は、「間接民主政治」を適切に実現するのに必要な「重要なことがらに関する情報の共有」に影響すると考えられ、この関連のあり方について検討することの重要性は高い。 本研究においては、これら重要な2つの問題とその関連性について、体系的な検討がなされた。具体的には、(1)グループインタビューとオープン・エンデッド・クエスチョネアによるケーススタディ、(2)メディアの内容分析、(3)東京都民を対象とした大規模なサーベイリサーチの手法を、総合的に用いることによって、上記の問題の検討がおこなわれた。 その結果、例えばインターネットの普及に関連して、(1)インターネット利用者の大部分は、インターネットを、既存メディアに代替する手段としてではなく、既存メディアを補完する手段として用いていること、(2)ただし、インターネット高頻度利用者を中心とする一部のインターネット利用者においては、いくつかのトピック領域について、すでにインターネットが他のメディアをしのぐ状況にあること、(3)インターネット高頻度利用者は、最も積極的な情報探索者にあたると考えられ、インターネット以外の情報源の利用も減らしていないこと等が明らかとなった。
|