研究課題/領域番号 |
13410069
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 京都女子大学 (2003) 神戸学院大学 (2001-2002) |
研究代表者 |
竹安 栄子 (2003) 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (70131414)
春日 雅司 (2001-2002) 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (90152660)
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研究分担者 |
春日 雅司 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (90152660)
窪田 好男 神戸学院大学, 法学部, 助教授 (60330411)
竹安 栄子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (70131414)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | ジェンダー / 男女共同参画 / 女性の政治的過少代表 / 女性地方議員 / 地域政治 / 地方議員 / 女性の政治参画 / 選挙結果分析 / 政治におけるジェンダー構造 / 地方議員の実態調査 / 地方選挙 / 地域社会 / 地方政治 |
研究概要 |
1.研究目的・なぜ地方議員を研究対象とするのか 近年、女性議員の割合が増加してきたとはいえ、諸外国と比較すると極端な女性の政治的過少代表という状況に変わりはない。本研究は、(1)わが国の女性の政治的過少代表を生み出す構造的・制度的要因ならびに環境的・社会的要因を解明すること、(2)女性議員と男性議員の間に差異があるのかどうか、もしあるとすればどのような差異かを実証的に解明することを目的とする。先進諸国では、選挙制度が同じであるとするなら、女性の政治参画は地域政治レベルから国政レベルに進展すると報告されている。しかしわが国では、地方議会レベルの女性議員率が国政レベルよりも低いという状況である。本研究は、女性の政治参画が容易であると想定される地域政治レベルで女性議員の進出が進まない背景には、日本の地域社会特有の要因がある、という仮説の下に地方議員に着目した。 2.調査方法とその経過 (1)調査対象:全国の都道府県議会・市町村議会・東京23区区議会の議員。 (2)調査期間:平成14年2月〜4月(この期間後返送された調査票も有効数に加えた) (3)調査方法:郵送法(議会事務局宛に調査票を送付し、事務局を通じて配布。回答は直接郵便で返送。) (4)発送総数と回収総数(率):発送総数62,025、回収数(率)17,062(27.5%、男性議員92.3%、女性議員7.7%) 3.総括 全国地方議員調査結果より得られた知見から、男性議員と女性議員の間に様々な差異が存在することが明らかとなった。以下、選挙資源の問題と代表者選出の公平性の2点に絞って記す。(1)政党の遺憾を問わず、男女議員ともに地域社会が集票に大きな役割を果たすと認識していた。男性議員は出生地と選挙区が一致する議員の割合が高いが、女性議員は顕著に少ない。これは男性議員にとっては地域社会との関係が生得的資源として集票に活用されるが、女性議員は自らの能力で支援・支持団体を獲得する必要があった。(2)男性議員と女性議員の間に、政党の違いを超えて、出身階層・学歴・職業・問題関心・政治家としての活動等多数の項目で差異があることが明らかになった。したがって女性の過少代表は、代表者選出の公平性を揺るがす問題であることが実証された。
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