研究課題/領域番号 |
13410070
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 京都大学 (2003-2004) 国際日本文化研究センター (2001-2002) |
研究代表者 |
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
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研究分担者 |
廣島 清志 (廣嶋 清志) 島根大学, 法文学部, 教授 (20284010)
高木 正朗 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70118371)
溝口 常俊 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (50144100)
村山 聡 香川大学, 教育学部, 教授 (60210069)
中里 英樹 甲南大学, 文学部, 助教授 (10309031)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | データベース / 国際比較 / 国際研究者交流 / 社会学 / 歴史人口学 / 前工業化期 / 日本 / 家族 / 多国籍 |
研究概要 |
本研究の第1の学術的特色は、宗門改帳および人別改帳から得られる情報をデータベース化した「徳川日本家族人口データベース」の大量データを用いて、個人のライフコースの実証分析、特に数量分析を行ったことにある。第2の特色は、上記データベースを用いることで、東北から九州まで全国に分布する多くの地域、大きく区分すると東北日本、中央日本、西南日本の3地域についての比較を行ったことである。第3の特色は、上記データベースと同様のデータを持つ海外共同研究者と国際比較研究を行い、日本家族と世界諸地域の家族との異同を精査したことにある。比較の第1の軸は「ステム・ファミリー(直系家族)」、第2の軸は「東アジア」であった。 代表的成果を挙げると、まず国内の地域的多様性については、西南日本を重点地域に選び、データベースを用いた分析からは他地域と大きく異なる独特のライフコース・パターンが発見された。同地域の現地調査では、地図や日記などの資料を収集し、高齢者のインタビュー調査を実施して、数量分析結果の解釈を深めることができた。 国際比較については、上記の西南日本についての研究を延長して、ヨーロッパと東アジアの「海の民」のライフコースを比較するプロジェクトを海外研究協力者とともに実施し、国際学会において「海の民」(平成14年)、「家族形成の環境的基礎と地域資源」(15年)と題するセッションを組織して成果を報告した。「直系家族」プロジェクトでは、「女性相続の論理」と題した国際会議(14年)をアジアとヨーロッパから15名の研究者の参加を得て開催したほか、国際会議で「相続と継承の東西比較」(14年)と題したセッションを行った。 総まとめとして「日本の多様性」「日本と世界」「世界的視野」の三部構成からなる「歴史人口学と家族史」シンポジウムと、「比較家族史日仏シンポジウム」を開催した(16年)。
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