研究課題/領域番号 |
13410088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
濱名 篤 関西国際大学, 人間学部, 教授 (90198812)
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研究分担者 |
広沢 俊宗 関西国際大学, 教授 (70228831)
川嶋 太津夫 神戸大学, 大学教育研究センター, 教授 (20177679)
山田 礼子 同志社大学, 文学部, 助教授 (90288986)
竹田 明弘 関西国際大学, 経営学部, 講師 (90330505)
菊池 城司 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00027963)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ユニバーサル段階 / 高等教育 / 初年次教育 / FYE / 学習支援 / 高大接続 / 学習技術 / 第一世代 / 導入教育 / 1年次教育 / 高・大接続 |
研究概要 |
1.初年次教育(FYE)の日米事例研究から日本型モデル構築へ ユニバーサル高等教育の先進国アメリカは、学習支援に関しては1970年代以来の蓄積がある。アメリカからFYE研究者を招いてのワークショップを通じて、学習技術(Study Skills)の習得や学習共同体(Learning Community)の形成といった個別のプログラムを意味付ける包括的な概念-初年次教育(FYE : First Year Experience)の重要性が強調され、FYEの概念や背景、実践例など多角的な検討がなされた。日本の実践事例研究ともあわせて、多様な学習ニーズに対応した学習支援の日本型モデルの可能性を検討した。 2.大学生活への移行・適応過程に関する質問紙調査の実施・分析 大都市近郊の3つの私立中下位大学文系学部1年生を対象に3時点(4・6・10月)にわたる質問紙調査を実施した。(1)入学当初は"大学生活の仕組み"と"学習スタイル"に対する戸惑い、および"新しい人間関係づくり"への不安が大きい。後者は友人ができて悩みと自覚されないまでも、実は最も自信のない側面である。前者は全般的には、入学後半年で適応への改善傾向がみられた。(2)しかし、入学後2ヶ月から学習面で適応-不適応への分化傾向もみられた。また高校までの学習技術・学習特性が大学での学習適応に大きな影響を及ぼし、学習面での適応者は対人関係面でも自信をもっている。(3)さらに、大学第一世代(First-Generation)にも焦点を当て、出身高校の進学程度や高校時代の成績程度といった他の説明変数よりも両親学歴において大きな差異が現れる項目から、第一世代の文化的条件に関して探索的な分析を行った。
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