研究課題/領域番号 |
13410099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
坂上 康俊 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 教授 (30162275)
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研究分担者 |
大津 透 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (70194199)
古瀬 奈津子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (20164551)
榎本 淳一 工学院大学, 工学部, 教授 (80245646)
丸山 裕美子 愛知県立大学, 文学部, 教授 (00315863)
大隅 清陽 (大隈 清陽) 山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (80252378)
高塩 博 國学院大学, 日本文化研究所, 教授 (40236211)
池田 温 創価大学, 文学部, 教授 (90000570)
小口 彦太 早稲田大学, 法学部, 教授 (40063797)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 律令 / 中国 / 法制 / 法典 / 礼訓 / 東アジア / 書誌 / 国際研究者交流 / 中国:韓国 / 礼制 |
研究概要 |
本研究の目的は、前近代中国の法制文献が、いつ、どのようにして日本に将来され、日本ではそれをどのように利用したか、そして現在はどこにどのような形で伝存しているかを明らかにすることにあった。そのために(1)現在の漢籍所蔵機関の目録類を通じて、更には現物を調査して、中国法制文献伝存の概観を得る、(2)古記録・将来目録等の調査を通じて、過去の将来ないし伝来の状況を調査する、(3)日本での中国法制文献の利用状況を、特に伝来状況との関係において検討する、の三点が具体的な研究活動の中軸に据えられた。 研究を進めていくうちに、(1)については、かなりのデータが集まったものの、既に他機関による漢籍所蔵目録の集積が進行中で、法制文献のみを対象とする我々の作業の非効率性が明らかになったため、重点を(2)(3)に移した。 (2)については、研究協力者に分担して貰って、10世紀以降12世紀に至るまでの古記録類に見える、中国法制文献をも含めた漢籍の利用状況を悉皆調査し、こうして集められた800件以上のデータを、冊子体の報告書にまとめた。 (3)については、我々メンバーに加えて、海外研究協力者の上海師範大学・戴建国教授その他の研究者を招き、15・16両年度にわたって、新たに紹介された天聖令を用いた唐令の復原、及び唐・日令条の比較研究、更には唐令将来の年次等をテーマとするワークショップを開催した。これらの研究の成果の一部は、メンバー各自が論文の形で公表しており、そのリストは、冊子体の報告書に掲げている。 なお、本科研のメンバーが中心となって、本年秋の東方学会において、得られた研究成果を持ち寄ったシンポジウムを開催する予定である。
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