研究課題/領域番号 |
13410107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
小泉 順子 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70234672)
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研究分担者 |
伊東 利勝 愛知大学, 文学部, 教授 (60148228)
土佐 桂子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90283853)
青山 亨 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90274810)
小林 寧子 南山大学, 外国語学部, 助教授 (60225547)
飯島 明子 天理大学, 国際文化学部, 助教授 (70299155)
池端 雪浦 , 学長 (40113055)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
2003年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2001年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 東南アジア史 / メタナラティブ / 国民国家 / ジェンダー / 近代 / ナショナリズム |
研究概要 |
当該研究期間を通じた作業と成果は次の通り。 (1)現地語の史資料収集と整理:3年間にわたり活発に海外調査を実施した結果、それぞれのテーマに応じて、相当の現地語史料が蓄積された。 (2)他分野の専門家との研究交流:年に3回程度のペースで他地域/他分野の気鋭の専門家を招いた研究会(勉強会+中間報告会)を実施した。その範囲は、中央ユーラシア、フランス、日本、中国、インドなど幅広く、ディシプリンも美術史、文学、文化入類学など多岐にわたった。それぞれの領域における最新の研究成果と課題を伺い、討論を通して、歴史研究におけるメタナラティブという問題に関する理解を深めた。 (3)各メンバー(含研究協力者)は上記の史料収集と討論を踏まえ、以下の論考を成果として示した。「タートの『解放』をめぐって-シャム近代史の一メタナラティブ」(小泉順子)、「緬方医学史をめぐるメタナラティブ研究」(土佐桂子)、「マレー人田舎教師の再生産-戦前期英領マラヤにおける師範学校教育とアイデンティティ形成」(左右田直規)、「無辜の民-イギリス将校が作ったカレン-」(伊東利勝)、「イサーン(東北タイ)」史の生成」(飯島明子)「カルティニ像の変遷-神話誕生の背景」(小林寧子)、「ビルマ語散文仏教テクスト"Yasavaddhana Vattu"(『称誉増大物語』1619)再考-「文学」作品というナラティブが形成されるまで」(原田正美)、「ベトナムフェミニズムの確立-ベトナム戦争とジェンダーに関する一考察」(片山須美子)、「19世紀ジャワのイスラームの一様態-19世紀の歴史叙述と比較しながら-」(菅原由美)。
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