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中国労働市場の変貌とソーシャルセーフティネットの形成

研究課題

研究課題/領域番号 13430005
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関山形大学

研究代表者

木村 武司  山形大学, 人文学部, 教授 (70007144)

研究分担者 首藤 若菜  山形大学, 人文学部, 講師 (30323158)
高木 郁朗  日本女子大学, 家政学部, 教授 (50107174)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード中国体性改革 / 社会的安全網 / 単位制度 / 労働市場 / 労働制度 / 社会保障 / 財政 / 中央-地方政府関係 / 中国体制改革 / 国際研究社交流 / 中国 / 中国労働市場 / 中国社会保障 / ソーシャルセーフティネット / 改革開放政策 / グローバライゼーション / 国際研究者交流
研究概要

中国経済改革に伴って、これまで都市労働者の生活の保障システムであった職場ごとの単位制度が変容し、社会的な生活保障の制度としての労働制度、社会保障制度及び現代的財政システムが形成されつつある。本研究は、このソーシャルセーフティネットの整備状況と機能実態の分析をとおし、次の暫定的結論を得た。
(1)旧システムの保障義務(たとえば既退職者への年金)をいわば社会主義の遺産として継承しつつ、新システムを形成するという二重の課題を背負っている。
(2)中国経済社会空間の広がりと地域格差の存在ゆえ、最初から全国画一的ネットワークを形成するは不可能で、実施の具体的内容と程度は、各地方政府に委ねられている。
(3)財政運営においても地域格差と地方政府の独立性が著しく、中央政府のコントロールはここでも困難に当面している。
(4)その結果、地域的にみて新制度の非実施あるいは不完全実施と旧システムの残存など、いわばまだら模様のネットワークとなっている。
(5)このネットワークの正否は、非国有セクターを以下に包含するかにかかっているが、これは前進はしているものの、なお極めて困難な課題である。
(6)(5)とも関連し、また単位制度=集団的費用負担システムのアンチテーゼとして、個人の受益-負担関係の強調が著しく(たとえば社会保険における個人口座)、これが中国ネットワークの特色であるとともに、問題の根元でもある。
(7)かく中国では独特のソーシャルセーフティネット・レジームが形成されつつある。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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