研究課題/領域番号 |
13430022
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
|
研究機関 | 麗澤大学 |
研究代表者 |
速水 融 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (40051164)
|
研究分担者 |
鬼頭 宏 上智大学, 経済学部, 教授 (50138377)
浜野 潔 関西大学, 経済学部, 教授 (40288585)
友部 謙一 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00227646)
黒須 里美 麗澤大学, 外国語学部, 助教授 (20225296)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
|
キーワード | 近世日本 / 地方都市 / 人口 / 明治初期 / 都市人口 / 規模別分布 / 江戸時代 / 都市人口分布 / 都市人口規模分布 / 人口移動 / 乳幼児死亡 |
研究概要 |
近世地方都市の人口史料については、本文に添付した資料にあるように、119町(ほとんどは一つの都市の一部)分を収集した。多くは商業、交通の中心であり、三都を始め、大城下町の人口が近世後半に減少傾向にあったのに対し、その人口を増大させている。これは地方経済の発達の反映であり、政治権力によって多くの人口を擁していた大都市とは対照的である。こういった地方都市の発達が、近世社会の性格を色濃く残していた明治初期全国の都市の人口規模別分布が、経済的発達の程度の高さを表す裾の拡がる「正常型」をしていることに繋がる。こういった全国的俯瞰は、明治初年の史料からしか得ることができないが、人口研究における地方都市の重要性は示すことが出来た。 一方、江戸時代の個別の都市人口史料としては、収集したもののなかから、奥州郡山、上州桐生、尾州起、播州高砂の4つをえらび、人口構造・変動を分析した。難点は、残存史料の年代、記載内容に統一性がなく、それぞれに独自の検討課題を有していることであり、ある都市は人口指標全般、ある都市は専ら人口移動というように、観察結果が統一されず、従って比較が困難だったことである。このあたりが、近世史料と近代史料の基本的な相違なのであろう。しかし、地方都市の人口構造およびその変動について一定の観察結果は得られた。なお、研究協力者として、麗澤大学国際経済学部非常勤講師、高橋美由紀(研究者番号:50361845)の協力を得た。
|