研究課題/領域番号 |
13430028
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
大塚 英作 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (20194201)
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研究分担者 |
平野 雅章 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (00165193)
古門 麻貴 横浜国立大学, 経営学部, 助手 (20303068)
田名部 元成 横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (10313462)
橋本 雅隆 横浜商科大学, 商学部, 教授 (30218424)
松井 美樹 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (70173789)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | EPR / BRP / SCM / ビジネス・プロセス / サプライチェーン / 経営情報システム / e-ビジネス / MPR / ERP / BPR / シミュレーション / 実証分析 |
研究概要 |
電子商取引の本格化によって新しいビジネスモデルが提唱され、これを実現するためのサプライチェーン・マネジメントのあり方が議論されはじめている。海外の事例としてウォルマートを、国内の事例として株式会社しまむらを取りあげ、小売業態を起点とするサプライチェーンにおけるロジスティクス・ネットワークの構造とオペレーションについて検討した結果、小売業態を起点としたサプライチェーンに、構造上・オペレーション上の特長を見出すことが出来、中間流通における物流機能の高度化は、小売業態の設計の中に組み込まれてはじめて可能になることが理解された。 サプライチェーンの革新的効率化の道具として注目されているRFID(無線タグ)についても広範なサーベイを行い、その問題点、技術的課題、応用可能性などについて検討を行った。 また、伝統的な企業(ブリック&モルタル)が情報技術をフルに活用する企業(クリック&モルタル)に移行(「ネットトランジション」と呼びます)するには、単にホウムペイジを作成すればよいわけではなく、企業がおかれた競争環境の他に企業自身の組織能力を見極め、自社の優位性を活かし不利をカヴァーするような、戦略と一体となった情報システムの使い方を編み出すとともに、一旦設定された戦略と情報システムの組み合わせも、競争環境や技術の変化に対応して見直していく必要もあるわけであるが、本研究では、既存企業が戦略的に情報システムを活用するためのネットトランジションの戦略パターンおよびネットトランジションに必要な組織能力・ネットトランジションプロセスのマネジメントのあり方について検討した。 これらの成果を実験的に検証するためのシミュレーターとしてビジネスゲームを構築した。 さらに、本研究では、これからの企業情報システムとして期待されるERPサーバーを実際に稼動させ、その可能性や操作性、新しいビジネスモデルやサプライチェーンへの応用などについて経験を積むことが出来た。
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