研究課題/領域番号 |
13440069
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
蓑輪 眞 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90126178)
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研究分担者 |
井上 慶純 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助手 (20262157)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2001年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | アクシオン / ガンマ線リピーター / axion / axion helioscope / 銀河中心 |
研究概要 |
宇宙からくるaxionの点源を探索するために、Axion Helioscopeを真南に固定し、地球の動きにまかせて天球のスキャンを行った。また、銀河中心、さそり座X-1、帆座X-1およびかに星雲に対して各2日間の追尾測定を行った。この結果、まず、天球面のスキャンから、質量が0.03eVよりも軽いアクシオンに対してその地上での流束に対して上限値を与えた。次に、天体追尾では、スキャンよりも2桁ほど良い制限を対象天体からのアクシオン流束に対してつける事ができた。 通常の中性子星に比べて約2桁磁場の大きな軟ガンマ線リピーターSGR 1900+14を対象としたアクシオン探索実験を行なった。前項の太陽以外の天体からのアクシオン観測実験に比べて、約一桁低いアクシオン光度の制限を付けることができた。これは太陽以外の天体の直接観測によって得られたものとしては、アクシオンに対する最も厳しい制限を与えるものである。
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