研究課題/領域番号 |
13440225
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
角谷 徹仁 遺伝研, 助教授 (20332174)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
2002年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | DNAメチル化 / 染色体 / シロイヌナズナ / トランスポゾン |
研究概要 |
(1)CAC1の活性化に伴う遺伝子発現の変化 低メチル化突然変異ddm1におけるトランスポゾンCAC1の転移活性化に伴って、このトランスポゾンのRNA蓄積量が増加することが、ノザン解析およびRT-PCRで確認できた。また、RT-PCRによって、このトランスポゾンの活性化状態における転写産物のスプライシングパターンを決めた。alternative splicingによって少なくとも2種類のORFを使用していることがわかった。 (2)トランスポゾン活性化の遺伝的分解 ddm1突然変異は、染色体構造の変化と、DNA低メチル化と、転写レベルのサイレンシング解除の効果を持つ。このそれぞれの要素のうちのどれがトランスポゾン活性に影響し、どれが影響しないかを知るため、他の突然変異体におけるCAC1トランスポゾンの活性を調べている。DNAメチル化酵素遺伝子MET1の突然変異下では、転写産物の蓄積誘導は観察されたが、ddm1突然変異によるものよりも効果は小さかった。また、転移は観察されなかった。バイサルファイト法による詳細なメチル化パターン解析の結果、met1突然変異下では、このトランスポゾンのCpG配列のメチル化はほぼなくなっているが、non-CpGのメチル化が残っていることがわかった。一方、ddm1ではこの両者のメチル化が、ほぼなくなっていた。non-CpG配列のメチル化酵素遺伝子CMT3の突然変異とMET1の突然変異を組み合わせることにより、完全にメチル化の低下した突然変異体を得、DNA低メチル化がCAC1活性化の十分条件かどうかを検討する予定である。一方、ヒストン脱アセチル化酵素遺伝子の機能破壊系統では、CAC1の転写は観察されなかった。RNA/PTGSを解除する突然変異(ago1,sde1〜3)の効果を調べる実験も進行中である
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