研究課題/領域番号 |
13450038
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
工学基礎
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中山 恒義 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80002236)
|
研究分担者 |
島 弘幸 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40312392)
矢久保 考介 (矢久保 孝介) 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40200480)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
|
キーワード | 強制振動子法 / 大規模行列 / 固有値問題 / 線形応答関数 / Correlation function |
研究概要 |
本研究は我々が開発したForced Oscillator Methodという数値解析法に基づくものである。この方法は10^6×10^6の大規模系の「状態密度」および「固有関数」を、従来の種々の方法に比べて格段の効率で計算可能である。フラクタル格子、電子物性等に対して、その威力を実際の計算に応用し実証することができた。特に、この方法が、外力印下状態における物理系の時間発展を計算していることから、振動数ωの周期的外力にexp(iq・r)の空間変調を与えその応答を計算すると、フーリエ変換を行うことなしにそのまま動的相関関数が得られることに注目した。すなわちこの方法は線形応答関数の計算にも適用できるものである。この方法の最大の利点は、手法がきわめて単純なこと、また運動方程式の時間発展をおっているので物理的イメージがたてやすいことにある。さらに、動的相関関数の計算に要する計算時間は、状態密度の計算と同じオーダーであり、極めて高速であることを実際の計算により実証した。
|