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レーザ光による水分解を利用した表面クリーニングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 13450055
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

戸倉 和  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10016628)

研究分担者 比田井 洋史  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (60313334)
平田 敦  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (50242277)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
2002年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2001年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
キーワードレーザ / クリーニング / ラジカル / 銅 / 機能表面 / 酸化還元
研究概要

本研究はクリーンな水が生み出す活性種に着目し,これを表面クリーニングに適用しようとするものである.すなわち,以下の3点を目的としている.
1.水および気体を溶存させた水,およびこれらの蒸気にエキシマレーザ光を照射した際の活性種について,分光機器を使用して明らかにする.2.生成が明らかになった活性種について,金属,シリコン,ガラスなどの材料表面にどのような作用を及ぼすかについて,物性面からシミュレーションにより検討する.3.上記の結果に基づいて最適な照射条件を導き,この条件によりクリーニングを試みる.
昨年度の研究でArFエキシマレーザ照射によって水を分解することができ,分光分析よりOH, O2+,H2O+,O2が生成していることを明らかにした.さらに,硫酸酸性雰囲気下でこれらの分解生成物によりヨウ化カリウム,過マンガン酸カリウムを酸化・還元出来ることがわかった.また,これらのラジカルにより,銅を酸性雰囲気下でエッチングできることが明らかになっている.
本年度は,亜鉛,ニッケルを用い,同様に実験を行った結果,亜鉛では中性雰囲気下においてもエッチングが進み,純水を用いることで亜鉛程度以上のイオン化傾向をもつ金属をエッチングできることが明らかになった.
この酸化力を利用して,穴あけ加工後のタッピングオイルのクリーニングに適用を試みた.φ8mmのめくら穴に純水を入れ,ArFエキシマレーザを出力150mJ,繰り返し周波数30Hzで10分間照射した.その結果,SUS304上のタッピングオイルを焦点近傍約5mmの範囲で除去できた.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 比田井 洋史, 戸倉 和: "水の分解生成物を利用したレーザクリーニングに関する研究"2003年度精密工学会春期大会学術講演論文集. 390-390 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 銀杏, 比田井, 戸倉: "水の分解生成物を使用したエキシマレーザ加工に関する研究"2002年度精密工学会春期大会学術講演論文集. 380-380 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirofumi HIDAI, Hitoshi TOKURA: "Laser cleaning with the aid of water decomposition"Proc. of Jpn. Soc. For Precision Eng 2003 Spring meeting. 390 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Miyabi GINNAN, Hirofumi HIDAI, Hitoshi TOKURA: "Excimer laser processing with the aid of water decomposition"Proc. of Jpn. Soc. For Precision Eng 2002 Spring meeting. 380 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 比田井 洋史, 戸倉 和: "水の分解生成物を利用したレーザクリーニングに関する研究"2003年度精密工学会春期大会学術講演論文集. 390-390 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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